Chromeを「俺仕様」にするカスタマイズテクニック
ここまで見てきたようにChromeには、シンプルな外観とは裏腹に、数多くの機能や設定が搭載されている。このあたりがChromeがパワーユーザーにも支持される理由だろう。さらなる高みを目指すために、ここから先はよりディープなカスタマイズテクニックを紹介する。自分に必要な技術を駆使して、Chromeを「俺仕様」の相棒に育てあげよう。
●起動時に複数のページをまとめて開く方法
ブラウザーの起動時にポータルサイトなどを表示させている人も多いが、ブラウズの1発目に見たいページが1つとは限らない。複数のページを「ホームページ」として最初に表示させたい場合は、設定画面からページを指定しよう。
●個人情報を自動入力させる方法
Chromeには、ウェブサービスの会員登録時やオンラインショッピングなどで、フォームへの個人情報、クレジットカード情報などの入力を自動化してくれる機能が搭載されている。自動入力される情報をあらかじめ登録しておくと便利だ。
起動オプションを使って用途別のChromeを作る!
Chromeに起動オプションを設定すると、常にシークレットモードで起動させたり、キャッシュデータの保管場所を任意に指定できたりするなど、普通に使っているだけでは不可能な設定ができる。シークレットモードは閲覧履歴を残さないモードで、家族共用のパソコンなどで無用なトラブルを避けるのに有用だ。また、キャッシュデータを高速なSSDやRAMディスクなどに待避させることで、Chromeの動作速度を向上させることができる。
起動オプションは、アプリケーションのショートカットに対して設定するので、ショートカットを複数作っておき、それぞれに異なる起動オプションを設定しておけば、「シークレットモード専用Chrome」といったように、用途別にChromeを使い分けることもできる。
●常にシークレットモードで起動する方法
●別ドライブ(RAM)にキャッシュを作成する方法
まさに裏技!? 起動オプションを使いこなそう | |
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起動オプション | 効果 |
--user-data-dir="フォルダのパス" | ブックマークなど、Chromeに関するさまざまなデータが保存されるユーザーフォルダを既定とは別の場所に作成して利用する |
--single-process | タブごとのマルチプロセス(サンドボックス)が無効になり、すべてシングルプロセスで動作するようになる |
--disable-plugins | プラグインを無効にする |
--disable-images | 画像を読み込まないようにする |
--disable-javascript | JavaScriptを無効にする |
--disable-extensions | 拡張機能を無効にする |
--homepage=ウェブページのURL | 指定したウェブページを最初に表示する |
--new-window | 他のアプリケーションなどでURLをクリックした場合、Chromeの既存のウインドウに新たなタブを作ってウェブページを表示するのではなく、新規ウインドウに表示する |
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