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TEKWIND「GeForce&Quadro&Tesla 最新テクノロジー解説セミナー」

新製品も披露! ELSAのGPUセミナーは入場規制するほど混雑

2012年08月25日 17時00分更新

文● ASCII.jp編集部 北村

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 PC DIY SHOP FreeTにて「GeForce&Quadro&Tesla 最新テクノロジー解説セミナー」が開催された。ELSA JAPANと正規販売代理店のテックウインドが共催したイベントで、13時と15時の2回実施された。

PC DIY SHOP FreeTの2階で開催された「GeForce&Quadro&Tesla 最新テクノロジー解説セミナー」。予想以上に受講者が押し寄せたため、各回20人ほどで受講は締め切られた

レンダリング時間のベンチマークに使用されたXeon搭載のワークステーション(写真左)と、Teslaを装着したマシン(写真右)

セミナーの後半で、9月末発売予定のELSA製最新ビデオカード「ELSA GeForce GTX 680 S.A.C」が披露された

NVIDIA Quadroシリーズとは?

 セミナーはまず「Quadro」と「tesla」の解説から始まった。Quadroは業務用途向けのビデオカードで、設計、製造、3DCGなどの制作現場で使用される製品だということを説明。GeForceとの違いをスライドで紹介した。

GeForceはコンシューマー向けで高速な描画を重視しているが、Quadroはワークステーション向けのため信頼性を重視する

Quadroは、設計から製造まですべてNVIDIAが一括管理し、品質を維持している。さらにELSAではNVIDIAのチェックをクリアした製品を再度検査してから出荷している

 Quadroだけでもクリエイティブな作業が可能だが、さらに演算専門のカードTeslaを追加することにより、より高速なシミュレーションが可能となる。
 セミナーでは実際にレイトレーシングのレンダリングデモを行ない、CPUのみで演算する場合と、Quadroとteslaを追加したマシンで演算する場合では、後者のほうが体感でも3倍ほど速くなることを実演した。

これまではデザイン、シミュレーション、レンダリングなどに、それぞれの用途ごとのマシンが必要だったが、演算用にTeslaを追加することで、デザインとシミュレーションが1台のマシンで処理できるようになった

それを可能にするのがNVIDIAの「MAXMUS TECHNOLOGY」。Quadroはグラフィックスの描画に、Teslaは並列演算に役割を特化させることで、高速に処理させる技術だ

 また、現在販売されているQuadroは、Fermiアーキテクチャーを採用しているが、10月には最新のKeplerアーキテクチャーを採用した「NVIDIA Quadro K5000」を発売すると発表した。下位モデルも順次発売していくが、おそらく年内に発売されるのはK5000だけとのこと。

ELSA独自のS.A.Cファンを搭載した新モデルを披露

 ELSA関連で最近ホットな話題というと、なんといっても「GeForce GTX 670」搭載ビデオカード「ELSA GeForce GTX 670 S.A.C」で採用された、新設計のS.A.C(Silent Air Cooling)ファンだろう。
 セミナーの後半では、この直径7.5cmのツインファン、4本のヒートパイプと放熱フィン、電源部とメモリーを冷却する大型ヒートシンクにより構成される静音クーラーについて、じっくり解説があった。

S.A.Cファンのコンセプトと構造。S.A.Cというとアキバ界隈ではTVアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」を連想する人も多いだろう。これはELSAでも名前を決めるときに議論になったそうだが、そもそも名付け親は攻殻機動隊を知らなかったそうだ。格好いい名前にしたらこうなったとのこと

S.A.Cファンだと、リファレンスデザインのGeForce GTX 670よりも、ピーク時のGPU温度が12度低く、騒音値も12dB低いという

S.A.Cの第2弾はGeForce GTX 660 Ti搭載で9月中旬発売予定(予価3万4800円前後)、第3弾はGeForce GTX 680搭載で9月末発売予定(現時点での想定売価は6万円代中盤)と発表した

GeForce GTX 600シリーズで使用できるELSAオリジナルのGPU管理ソフト「ELSA GPU Optimizer」をリリース。消費電力の上限を設定できるパワーターゲット設定や、フレームレートを固定して消費電力を抑えるFPSターゲット設定などが可能だ

S.A.Cファンを搭載した「ELSA GeForce GTX 680 S.A.C」の試作品。基板からクーラーがはみ出すことなく、それでいて最大限の冷却性能と静音性を追求したという。9月末発売予定だ

補助電源部。これは試作品のため6ピンが1つしか存在しないが、製品版ではクーラーの端を切って6ピン×2にするとのこと

出力端子はDVI×2、HDMI、DisplayPortという標準的な構成だ。受講者にはこの製品の発売を心待ちにしている人もいるようだった

【取材協力】

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