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巨神兵まじ怖い 館長は庵野秀明の特撮博物館は明日から

2012年07月09日 20時33分更新

文● ASCII.jp編集部

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「館長 庵野秀明 特撮博物館~ミニチュアで見る昭和平成の技~」

 先日、11月17日上映が決定した「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の監督である庵野秀明氏が館長を務める「館長 庵野秀明 特撮博物館~ミニチュアで見る昭和平成の技~」。7月10日の公開を前に、プレス向け内覧会が7月9日に開催された。7月10日~10月8日の期間で、東京都現代美術館にて一般公開される。チケット料金は当日券が1400円(中高生:900円/小学生:400円)で、前売り券は1300円(中高生:800円/小学生:300円)。

 同博物館の目玉は、何より副館長を務めた樋口真嗣氏がメガホンを振るった特撮短編映画「巨神兵東京に現る」だ。主人公は、スタジオジブリの宮崎 駿監督による長編アニメーション映画「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵。昭和・平成の時代に培われてきた、往年の特撮技術と最新の技術を組み合わせ、現代の東京を舞台に作られている。同短編映画は、博物館内のシアターにて、エプソンの高光束プロジェクター「EB-Z8455WU」で映し出して、300インチの大画面で視聴できる。

左から樋口真嗣氏、庵野秀明氏、鈴木敏夫氏

宮崎駿監督に巨神兵の使用許可を貰うも
ナウシカは使用してはダメ!

 開会式では、庵野氏と樋口氏のほか、企画・制作協力をしたスタジオジブリ・代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏があいさつで登壇。庵野氏は「特撮の現場を取り巻く状況を聞かされて危機感を持っていた。自分1人ではどうにもならないということに気がつき、鈴木プロデューサーに相談したことが幸いでした。今回の最大の功労者は鈴木さんです。鈴木さんがいなかったら今回の企画は成り立っていませんでした」と、開催の経緯について語った。続いて「特撮というくくりではなく、デートでも楽しめるようになっていると自負します」と、博物館の完成度の高さをコメントした。

庵野秀明氏

 樋口氏は、「撮影は非常に順調で、本当に楽しかったです。文化祭の前日のような雰囲気で、永遠に続けばと感じました」と、実に楽しそうにコメントした。

樋口真嗣氏

 鈴木氏は、「短編の話を聞いていた時、ジブリの中で打ち合わせをしていて。2人で宮崎監督のところに行って許諾をもらおうよという話に。ちょうど絵を書いていた宮崎監督に短編の説明をしたら『いいよ』と。ですが、ただ1点だけ、『ナウシカ駄目だよ、ナウシカは』と言われました(笑)。こんな経緯できっかけは始まったと思います」と、今回の企画が決定するまで5分から10分で決まったという。

鈴木敏夫氏

テープカットも実施。いよいよ明日から開催される

最後はミニチュアステージ前で、フォトセッションが行なわれた

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