新作映画やドラマなどを見るのに、いちいちレンタルビデオ屋に行くのは面倒だ。そこで、今回はオンデマンドの動画配信サービスをチェックする。自宅にいながら、映画やドラマ、見逃したテレビ番組を視聴する技を紹介しよう。
映像コンテンツを楽しむならオンデマンドが便利
2010年2月に「第50回 自宅にいながら新作映画をオンデマンドで観る技」で、オンデマンドで映像を楽しむ技を紹介してから1年4ヵ月が経過した。バージョンアップしたApple TVや注目の新サービス「Hulu」、定番サービスのスマートフォン対応など、動画のオンデマンドサービスはさらに進化している。
オンデマンドサービスは、観たいときに観たいコンテンツを即視聴できるのがウリ。レンタルビデオ屋に行かずに済むうえ、返却の手間もいらない。郵送でレンタルできるサービスも便利だが、好きな作品が観たいタイミングで借りられるとは限らない。やはり、オンデマンドサービスが最強だ。
気になるのは画質と価格。スマートフォン向けや定額サービスはDVD画質だったり、それ以下だったりとBDビデオと比べると画質が劣る。しかし、フルHDで配信するオンデマンドサービスが登場し、BD並の美しい映像で視聴できるようになった。さらに、価格もこなれてきており、新作映画が200~400円で借りられる。筆者の自宅近くにあるTUTAYAでは、新作の1泊2日料金が420円なので割安というメリットもある。
パッケージを持たなくて済むというのもポイント。何度も繰り返して観るようであれば、後で購入すればいい。例えば、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの「リアル・スティール」BD版の実売価格は3000円前後(Apple TVの場合)。レンタル料金の400円と購入金額の2500円を合わせても、同程度で済むのだ。
さらに、月額980円で映画が見放題の「Hulu」や月額1000円でアニメを見放題の「バンダイチャンネル」など選択肢は多い。観たいコンテンツやシチュエーションに合わせて使い分けて、充実の映画ライフを堪能しよう。
フルHDコンテンツも楽しめるようになったApple TV
3月16日、新しいiPadの発売と同時に、新「Apple TV」もお目見えした。「Apple TV」はiTunes Storeで映画やテレビ番組を購入し、リビングの大画面テレビで鑑賞できるデバイスで、新モデルでは1080pの映像に対応。フルHDでオンデマンド映像を楽しめるようになったのだ。
インターフェースも一新されており、直感的に操作できるのでハードルが低い。ちなみに、従来のApple TVもアップデートにより同じインターフェースを利用できるようになるが、フルHD映像の再生はできない。
映画タイトルは1000本以上を用意しており、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」や「リアル・スティール」といった新作も視聴できる。レンタルビデオだと、新作は貸し出し中の可能性があるが、オンデマンドならいつでも必ず視聴できるのがうれしいところ。

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