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西田 宗千佳のBeyond the Mobile第93回

富士通のかっこいいUltrabook LIFEBOOK UH75/H誕生の秘密

2012年06月14日 14時16分更新

文● 西田 宗千佳

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 今回の題材は、富士通のUltrabook「LIFEBOOK UH75/H」(以下UH75/H)だ。この製品については、四の五の言わず、デザインを見てほしい。赤と黒のツートン(サテンシルバーモデルもあるが、やはりイメージを牽引するのは赤だ)、そしてHDD搭載ノートとしては世界最薄※1を実現したボディーは、(申し訳ないが)富士通という企業の一般的なイメージよりも、洗練されたものと感じる。
※1 最厚部の厚さで。5月9日時点、富士通調べによる。

LIFEBOOK UH75/H(サテンレッド)

 どのような意識の元に、この製品は開発されたのだろうか? 今回は同社でUH75/Hの開発に関わった、商品企画者・技術者・デザイナーの方々に話を聞いた。UH75/H登場の背景には、富士通が「PCを見直す」過程があった(以下敬称略)。

富士通が目指した「ヒーローPC」

モバイルノート技術部シニアマネージャーの小中陽介氏第1プロダクト部の相原蔵人氏

 UH75/Hには「富士通のUltrabook」という冠がついている。だが、同社で薄型・省スペースパソコン開発を統括する、モバイルノート技術部シニアマネージャーの小中陽介氏は、「そもそも、UH75/Hの開発は、Ultrabookとは違うところからスタートしています」と明かす。商品企画を担当した第1プロダクト部の相原蔵人氏も、その流れの根幹をこう説明する。

相原「2010年末に、社内で『ヒーローPCプロジェクト』が立ち上がりました。一言で言えば、富士通として独自性のあるプロダクト、ワクワク感や世界一を目指したプロダクトを作ろうという考え方です」

相原「そのひとつの製品として、『大画面でモバイルできるSuper slim端末』がありました。すなわち、14型で世界最薄・最小・大画面モバイルPCという製品です。モバイルというと13型以下がメインですが、新しい市場を開拓する中で、大画面のモバイルに対するニーズが見えていました。マーケットデータを見ても、14型が延びていくという予想ができました。特に中国市場では、14型のニーズが多くあります」

相原「企画当初はまだ、インテルが提案するUltrabookは存在しませんでした。しかしSuper slim PCの検討を進めていく中で、Ultrabookが提唱されたので、そのプラットフォームを活用して、14型で世界最薄・大画面モバイルPCを実現することになりました」

相原「さまざまなPCメーカーがUltrabookに参入しましたが、ほとんどのターゲットは個人向けでした。UH75/Hのターゲットはビジネスコンシューマ―に設定しており、個人だけでなくコーポレートのニーズも取り込んだ、法人向け仕様にも対応します。ワールドワイドで個人向けと法人向けに展開することになりました」

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