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富士通渾身のUltrabook「UH75」は薄くてカッコイイ!

2012年05月09日 14時37分更新

文● ASCII.jp編集部

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LIFEBOOK UH75/H

 既報のとおり、富士通の2012年夏モデルとして、同社初のUltrabook「LIFEBOOK UH75/H」(オープンプライス、予想実売価格未定)と「LIFEBOOK UH55/H」(同、10万円強)が発表された。デザインや薄さを重視したモバイルノートと言えば、日本メーカーではソニー、海外ならアップルやASUSTeKが定番だが、富士通渾身の製品と言えるUH75/Hは、従来のFMV~LIFEBOOKのイメージをくつがえす魅力にあふれたUltrabookに仕上がっている。

 9日に開かれた発表会場で撮影した写真から、その魅力を見ていこう。

天板も底面もフラットでキレイ!

 富士通のモバイルノートと言えば、天板はともかく底面については、コンポーネントを収める区画がでこぼこしていて、美しいとは言えないものが多かった。放熱対策や軽量化のためという理由はあるだろうが、持ち歩くノートとしては、表裏どちらも美しい製品の方が好ましい。その点UH75/Hは違う。天板はもちろん、裏面もフラットで、ゴム足以外のでこぼこはない。吸排気のためのスリットも、CPUの真下に当たる部分に複雑な形状の吸気口があるだけ。吸気口の形状は複雑なデザインで、何かのロゴマークのように見えて、見栄えを損なわない。

UH75/Hの底面。四隅と中央のゴム足以外は、複雑な形状の吸気口だけというシンプルだが美しいデザイン

天板もフラット。真紅(サテンレッド)のパネル中央に、シルバーのロゴマークが映える

最厚部でも15.6mm!
14型ノートでは間違いなく最薄

 UH75/Hは14型のUltrabookでは大きめのディスプレーを搭載する。それでいて本体の厚さは、最薄部で約9.0mm、本体後端の最厚部でも約15.6mmと、Ultrabookの中でもトップクラスの薄さを実現している。同社では、「HDD搭載ノートパソコンとしては世界最薄」をうたっている。

本体の左右側面。指やコネクター類のサイズと比べれば、本体部分がいかに薄いかがわかる。ディスプレー部の厚みは約5mmなので、本体部分は4~10mm程度しかない

 薄いだけのノートは珍しくないが、さすがは日本メーカーである富士通製品。強度の確保も怠らない。UH75/Hは天板とボディーにマグネシウム合金を採用したうえ、「超圧縮クロスグリッド構造」と称するボディー構造を組み合わせることで、天板側の全面加圧試験で約200kgfの荷重を加えても壊れないなど、堅牢性も確保している。満員電車で圧迫されても、これなら安心かも?

キーボードの一部を外して内部が見えるデモ機。赤い矢印の示す部分にある黒い格子状の部品が「超圧縮クロスグリッド構造」を構成している。薄型のファンは下から吸気して側面に排気するようだ

 薄いボディーながら、USB 3.0を右に2ポート、USB 2.0を左に1ポート用意するほか、HDMI出力端子もフルサイズを標準装備している。有線LANポートはさすがに内蔵できなかったようだが、付属のコネクターでGigabit Ethernetにも対応できる。USBポートに接続するLANアダプタータイプよりも、高速なネットワーク環境が構築できる。そのほかにも、海外メーカー製のUltrabookでは採用されていないモバイルWiMAXも内蔵するなど、日本の消費者のニーズに適した製品となっている。

 UH75/Hについては、今後もインタビュー取材などを予定しているので、続報をご期待いただきたい。

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