スタイリッシュなデザインに惚れたでござるよ
接続も確認できたところで、あらためてL-04Dをながめてみる。やっぱかわいい。つるんと丸く、手のひらにちょこんと乗る、手乗りルーターだ。重量はわずか89g。前モデル「L-09C」と比べるとその差は歴然。カラーバリエーションはホワイトとレッド、個人的な好みはレッドだけど、すっきりしたホワイトもやっぱりいい。
パカッとフタをあけてびっくりしたのは、SIM(UIM)が珍しくmicroSIM(mini UIM)サイズなことだ。普通のSIMを使っていたという人は再発行の必要がある(再発行は無料)。良いプロダクトというのはデザインが機能を凌駕しているといわれるが(ソースは拙者)、このデザインを何より優先させて考えたプロジェクトチームのセンスはいいなーと思う。
それからもう1つびっくりしたのはACアダプターやmicroUSBケーブルが付属しないことだ。スマートフォン用のケーブルが普通に使えるので大丈夫だが、これもお手頃感ある価格設定にするための工夫なのかもしれない。
ただしサイズが小さいため、電池容量は1650mAhで、L-09Cの2700mAhと比べるとバッテリー駆動時間は短い。連続通信時間はXi接続時で約4時間、FOMA接続時で約5時間。毎日MacBook Airに外部バッテリーをつなげて使っているようなヘビーユーザー(拙者のことね)よりも、ライトなユーザー向けと考えればいいのだろう。
端末情報の見易さに惚れたでござるよ
そう考えると便利なのが、本体上部にある小さな液晶ディスプレイ。「いま何MB」という形で、データ通信量を表示してくれる。上限を設定することで「上限まで残り何%」という表示にもできる。上のようにMVNOのカードを使っているときには非常に役立つはず。あとは流行のデジタルデトックス(ネットのやりすぎを避ける)にも使えるかもしれないですな。
それからこのディスプレイ、電波の入りがアンテナマーク、電池の残量がバッテリーマークで見られるのもケータイ感覚で分かりやすい。つないでいるのが3G(FOMAハイスピード)なのかLTEなのかも一目で分かる。このマーク、移動中にけっこうサッサッと切り変わっていた。Xiエリアに入ったらすぐに切り替えるような設定になっているんだろう。
1. 電波受信状況
インターネット側との通信状況を表示
2. 通信モード
3G回旋で通信をしているのか、LTE回旋で通信をしているのか、状態を表示
3. セキュリティの状態
無線LANネットワークのセキュリティの状態。暗号化の種類などを表示している
4. 電源の設定
一定時間で自動的に電源をオフにする機能を搭載。機能のオン/オフを表示
5. 電池の残量
5段階で表示され、少なくなると左側から1段階ずつ減っていく
6. 無線LAN機器との通信状況
L-04Dに接続している無線LAN機器との通信状況を表示
7. 接続端末数
現在、L-04Dに接続して通信をしている無線LAN機器の数を表示
8. データ送受信量
当月に利用したデータの通信量を表示。あらかじめ設定しておいたデータ通信量も表示され、目安にできる