我が家の春の風物詩がこれ(上の写真)。網戸を上る「かふか」。
春になり、気温も上がると、窓を大きく開けて網戸にする。まあ普通のことですな。
すると、外の匂いをかぎつけて、かふかがとことことこっとかけてきて、ぴょん、と網戸に張り付いてガシガシガシと上るのである。
ひゃあ。それも爪をひっかけてぐいぐい上るのだ。
最初に上ったのはまだ子猫の頃。あの頃は小さかったから「可愛いね」で済んでたけど、もうすっかり大人の猫。体重もそこそこある。いつ網戸ごとベランダに倒れちゃうんじゃないかと心配でしょうがないのだが、どうにもこうにも面白さを優先しちゃうのは人情というもの。
でも見てるだけじゃあつまらない。今年こそは上るかふかの姿をきちんと撮ってやる、と決心したのがGW前のことだ。
これがまた難易度が高い。以前掲載したときのように、背中から撮るのは簡単。でも、これだと顔が見えないし、迫力があまりない。
今回は「上ってる最中」に挑戦なのだ。
難易度を上げているのは3点。1つは「突然上りはじめ、ある程度の高さまでいったらすぐに降りてくる」こと。だから網戸上りを予測してないといけない。
2つ目は「逆光」であること。
3つ目は動きが高速なAFや高速シャッターが必要なこと。室内だとそれはつらい。
1つ目はクリアできた。今年は窓を開けて網戸にしたとたん、かふかがとことことやってくるのだ。だから網戸にする前にカメラを用意しておく。
そうすると、網戸とわたしの間にかふかがすっと入り込んで、ぐいぐいと上ってくれるのだ。でも近すぎると全身が入らず、単に網戸で爪を研いでるように見えちゃう(冒頭写真)。
そこで超広角レンズを引っ張り出し、ハイアングルで真上から狙ってみた。
だがしかし、真上にぴょんと飛び上がるのでAFが間に合わず、ピンボケになっちゃうのである。難しい。
でもだんだんとタイミングが分かってきた。まず両腕を伸ばしてジャンプして網戸に飛びついてから上り始める。そのとき一瞬動きが止まるので、そこを狙ってピントを合わせればいいのだ。

この連載の記事
-
第945回
デジカメ
富士フイルムの新カメラ「X-T30 III」でキジトラを撮ったらケモノっぽくてカッコ良く撮れた -
第944回
デジカメ
「iPhone 17 Pro」は最高のお気軽室内猫撮影スマホだった! -
第943回
デジカメ
猫好き必見! 動きが速すぎる猫のおもちゃ遊び撮影で見るミラーレス一眼の進化 -
第942回
デジカメ
突如訪れた愛猫の死! 過去さまざまな機材で撮影した写真で振り返りつつ悲しみを癒す -
第941回
デジカメ
夕暮れの猫たちを美しく切り取る「iPhone 17 Pro」のカメラに感動!4倍光学ズームと8倍クロップ望遠が便利 -
第940回
デジカメ
ライカカメラ搭載の「Xiaomi 15T Pro」はコスパ最強の猫スマホだった! -
第939回
デジカメ
パナソニック「LUMIX DC-TZ99」が実現する驚きの30倍ズームは猫を撮るのにピッタリだった -
第938回
デジカメ
肩に飛び乗る子猫も激写できる! コダック「PIXPRO C1」の自撮りモード楽しさとリアルな撮影体験 -
第937回
デジカメ
港区の古民家街で撮る猫フォト&撫で撫で体験! 左手で撫でながら撮影できるカメラを持とう -
第936回
デジカメ
もうすぐ新型iPhoneが発表されそうなので、旧型iPhoneで撮った猫写真を一挙放出! -
第935回
デジカメ
望遠に強いOPPOのスマホ「Reno14 5G」を使ったら猫が撮りやすかった - この連載の一覧へ











