フォルダーに移したファイルは自動的に同期可能
まずはGoogleのサイトから「Googleドライブ」をPCにインストールする。その際、Googleアカウントを入力する必要がある。すでに利用しているGoogleアカウントでログインしてもいいし、新しくアカウントを作成することも可能。インストールが終わると、ログインしたアカウントの「Googleドキュメント」に保存しているファイルが自動的にGoogleドライブにダウンロードされる。「Googleドライブ」のフォルダは「C:\Users\ユーザー名\Google Drive」となる。
これで準備は完了。デスクトップに作成された「GoogleDrive」フォルダーアイコンもしくは通知領域のアイコンを右クリックし、「Open GoogleDrive folder」をクリックして「Googleドライブ」フォルダーを開こう。「Googleドライブ」フォルダーにコピーしたファイルは自動的にGoogleのサーバーに同期されるようになる。ただし、同期時はアイコンがアニメーションするだけで、同期したことや同期したファイル名はわからない。「Dropbox」は同期したファイルがポップアップするので、この点は機能追加を期待したいところだ。
帯域制限は「無制限」にすると速度向上
クラウドサービスはデータ転送速度がキモ。サービスによっては、大容量データの転送時に帯域を大きく制限することがあるのだ。そこで、「Googleドライブ」に130MBのPDFファイルをアップロードしてみると5分45秒(約386KB/秒)だった。「Dropbox」の初期設定では5分20秒(約416KB/秒)とほぼ同じだが、設定の「アップロード速度」を「無制限」にすると4分42秒(約475KB/秒)と少し速くなった。「SugarSync」の初期設定では2倍以上の13分50秒(約160KB/秒)かかったが、通信速度の設定を「高速」にすると1分10秒(約1.8MB/秒)と短時間で転送できた。実用的な速度は出るが、「Googleドライブ」が1番遅かったのは残念。Googleらしくここは圧倒的なスピードが欲しいところだ。
ほかのPCにクライアントソフトをインストールし、Googleアカウントでログインすれば、すぐにサーバーのデータと同期される。一度、設定すると後は自動で同期するので、インストールするのは自分のPCだけにしておくこと。ネットカフェや借りたPCで作業する際は、「Googleドライブ」のサイトにアクセスして、必要なファイルにアクセスしよう。
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