NTTぷららは、4月9日、ひかりTV事業に関する方針について会見を行い、同社・板東浩二社長が、2012年3月末にひかりTVの会員数が200万に到達したことに加え、今年度中にAndroid搭載チューナーの投入や、PC向け映像配信サービスを開始する計画などを明らかにした。
板東社長によると、2011年度は60万人の純増となり、過去最高の伸びになったという。
「上期は震災の影響があり伸び悩んだが、下期にはAKB48がコントに挑戦した新番組『びみょ~』の効果もあり、会員数が増加。目標を上回る実績となった。NTT東西のフレッツ光の加入者数は1700万人。12%がひかりTVの利用者となっている。2012年度は55万人の純増を目指し、将来的にはひかりTVの構成比を、フレッツ光の加入者数の20%ぐらいにまで引き上げたい」と語った。
また、板東社長は、「サービスの競争力は、コンテンツの中身、リモコンなどの操作性、サービスを提供する料金のバランスによる」とし、2011年度には、96チャンネル中53チャンネルを定額料金による見放題とし、ビデオオンデマンドでもサービス開始時には5000本だった作品数を8000本に増加。
さらに、ハイビジョン化を積極的に推進し、全チャンネルのうち76%をハイビジョン化したことなどに触れ、「業界最大級のハイビジョンチャンネルの構成比であり、これを料金を据え置いたまま実施してきた」などとした。
