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ひかりTVで4K IP放送サービスが年内に開始! 4Kの見逃し配信も!!

2015年04月09日 17時56分更新

文● ハシモト/ASCII.jp編集部

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4K IP放送は従来のひかりTVチューナーをアップデートすることで利用可能になる

4K IP放送は従来のひかりTVチューナーをアップデートすることで利用可能になる

 NTTぷららは9日、「ひかりTV 4K」に関する2015年度上期事業説明会を開催し、その中で2015年12月から4K解像度でのIP放送を開始すると発表した。

12月から開始される4K IP放送。現在テレビメーカー2社が対応を決定、1社が検討している

 12月に設立20周年を迎える同社が、そのタイミングに合わせて4K IP放送サービスを開始する。チャンネル数や製作体制、料金などはまだ検討中とのこと。ただし、同社代表取締役社長の坂東浩二氏は、複数チャンネルを提供することや、ライブカメラの映像やテレビショッピングなどの垂れ流し放送を検討しているとのこと。また個人的な見解として「有料は難しいのではないか」と述べた。

 4K IP放送を受信するにはチューナーが必要だが、従来のひかりTV用外付けチューナー(ST-4100)をアップデートすることで利用可能になるほか、シャープと東芝ライフスタイルのテレビは単体で対応予定。パナソニックも検討中とのことだ。

 一方、VODサービスに関しては、NHKおよびテレビ東京で放送されたハイビジョン番組を、放送直後に4Kで配信する見逃し配信サービスも発表。4K解像度による見逃し配信は国内初だという。

「水曜どうでしょう」の鈴井貴之氏が脚本&監督を務めた「不便な便利屋」(左)とNHKの人形劇「シャーロック ホームズ 4K スピンオフ(仮)」(右)

4Kの見逃し番組はタイトルに【見逃し】と表記される。今のところ「見逃し」というジャンル分けは用意されない予定

4Kの見逃し番組はタイトルに【見逃し】と表記される。今のところ「見逃し」というジャンル分けは用意されない予定

 配信する番組は、テレビ東京系列で放送されるドラマ「不便な便利屋」(4月10日放送開始)、バラエティー番組「E-girlsを真面目に考える会議」(4月10日放送開始、3話目以降は放送に先駆けて先行配信)と、NHKで放送される人形劇「シャーロック ホームズ 4K スピンオフ(仮)」(7月放送開始)の3本。

4K VODサービスは700本まで拡充予定

4K VODサービスは700本まで拡充予定

 そのほかの4K VODタイトルについても、現状の276本(3月末時点)から2016年3月末には700本まで拡充していくという。

「4Kがビジネス展開の軸になる」と語る、同社代表取締役社長の坂東浩二氏

「4Kがビジネス展開の軸になる」と語る、同社代表取締役社長の坂東浩二氏

 坂東浩二氏は会見で、2015年は「4Kがビジネス展開の軸になる」とし、4Kサービスを強化していくことを強調。会員数については、今年2月に300万人を達成したものの「100万人から200万人は2年で達成できたが、200万人から300万人は3年かかった」とし、会員数の伸びが鈍化していることを明かした。

2015年度は315万会員を目指す

 同社は2016年3月末までに最低315万人の会員数を目指すとしているが「相当知恵を出さないと達成できないかな」と、これからどう会員数を伸ばすかが課題であるとした。

現在、導入に向けて技術検証を進めている「MPEG-4 ALS」。オーディオ信号を歪みなく圧縮できるコーデックとのこと

現在、導入に向けて技術検証を進めている「MPEG-4 ALS」。オーディオ信号を歪みなく圧縮できるコーデックとのこと

同じく導入検討中という「HDR」。ダイナミックレンジを広げる技術だが、このHDR映像信号に対応するテレビで有効となる

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