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レノボ史上最小のデスクトップ、ThinkCentre “Tiny”が公開

2012年04月10日 09時00分更新

文● 比嘉 隆/ASCII.jp編集部

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 4月9日、レノボは法人向けデスクトップシリーズ「ThinkCentre」新製品として、レノボ史上最小の「ThinkCentre M92p/M92 Tiny」(プレミアム・コンパクト・モデル)、「ThinkCentre M72e Tiny」(スタンダード・コンパクト・モデル)を追加。23型IPS液晶ディスプレーまたは20型液晶ディスプレー採用のボードPC「ThinkCentre M92z All-In-One」を公開した。

 それぞれ、第3世代Coreプロセッサー対応を予定しており、製品仕様/価格/発売日などの詳細は6月上旬に発表する予定。また併せて、リアルタイムコミュニケーションプラットフォーム「Microsoft Lync」(認証取得)に世界で初めて対応した、23型VoIPディスプレー「ThinkVision LT2323z」も明らかにした。

「ThinkCentre M92p/M92 Tiny」
「ThinkCentre M72e Tiny」

 ThinkCentre M92p/M92 Tiny、ThinkCentre M72e Tinyは、筐体容積が約1リットル(幅179×奥行き182×高さ34.5mm)という、手のひらサイズのPC。筐体の一辺がゴルフボール約4個分にあたる新筐体「Tiny」を採用している。

「ThinkCentre M92p/M92 Tiny」

「ThinkCentre M72e Tiny」

ThinkCentre M92p/M92 Tinyの内部

 また、一般的なデスクトップPCとしての用途に加え、キオスク端末/デジタルサイネージ/電子黒板/各種検査機器などへの組み込み系PCとしての利用も想定。VESA規格をサポートする専用Tinyブラケットも用意しており、ディスプレーの裏側やアーム、机下などに取り付けることが可能だ。さらに、HDDの代わりにフラッシュメモリーを搭載し、シンクライアント系の各種ソリューションに対応することもできる。

専用Tinyブラケットを利用することで、ディスプレーの裏側などに取り付け可能

パートナー企業の内田洋行の協力による、学校などへの導入イメージ

こちらは、コールセンターへの導入イメージ

オフィスへの導入イメージ

オフィスへの導入イメージでは、卓上アーム部の3連トレーおよび机下にThinkCentreが設置されている

キオスク端末/デジタルサイネージとしての利用も想定されている

 ThinkCentre M92p/M92 Tinyは、レノボ独自の静音/冷却技術「Intelligent Cooling Engine 2」により、CPUをより効果的に冷却し静音性も確保。静音性と冷却性のどちらを重視するかBIOSで設定可能で、静音性重視の「BA(Better Acoustic)モード」か、ファンの速度を上げパフォーマンスを重視する「BT(Better Thermal)モード」を指定することで決定できる。

 このほか、「レノボ PC Cloud Manager」と次世代Intel vProテクノロジーを連動させた緊急時の告知機能をサポート。内部温度が設定値を越えた際に、ポップアップ表示またはメール送信による警告が可能だ。

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