容量1リットルのThinkCentre M92p/M92 Tinyなど超小型PCが登場
レノボ、ゴルフボール4個分の新筺体“Tiny”採用デスクトップ
2012年04月09日 13時00分更新
容積わずか1リットルのデスクトップPC
レノボから容積約1リットルと小型のデスクトップパソコン“Tiny”が発表となった。
「ThinkCentre M92p/M92 Tiny」と「ThinkCentre M72e Tiny」の2シリーズがラインアップされており、上位のM92p/M92は第3世代インテル Core プロセッサー、下位のM72eはCeleronおよび第2世代Core iシリーズの搭載が可能だという。M92pは現行機種同様、vPro対応のモデルとなる。
CPUの正式な型番およびチップセット名、価格などは現状で非公開だが、デスクトップ版CPUを搭載し、6月以降の販売を計画しているとのこと。M72eの最小構成で5万円台。M92シリーズのボリュームゾーンは10万円前後の当たりになる見込みだ。
省電力高性能という次世代CPUの特徴を生かしたコンセプト
Ivy Bridge世代では、プロセスルールがSandy Bridge世代の32nmから22nmにシュリンクするため、消費電力当たりのパフォーマンスが飛躍的に向上する。同じ性能であれば省電力性、同じ消費電力であれば性能が大きく改善される。小型で静穏性にも配慮したTinyのコンセプトはまさにこのIvy Bridgeの特徴を生かしたものと言えるだろう。
Tinyは手のひらサイズといってもいいほど小型のサイズであるため、それ以外のパーツは、基本的にノートPC用のものを利用している。メモリーはSO-DIMM、HDDは2.5インチ(320GB/500GB/750GB)とはいえ、USBポートを最大で6ポート(前面2ポート、背面4ポート、うちUSB 3.0を2ポート)備え、DisplayPortおよびアナログRGB出力を組み合わせることで、最大4画面表示にも対応(CTOでオプショナル・ポートにDisplayPortを選択した場合)。モザイクモードによりビデオカードの追加なく、4画面を1つの画面として扱える。
つまり“拡張性の確保”や、柔軟に選択できる“画面サイズ”といったデスクトップPCならではの特徴は踏襲されているわけだ。