前回、ソニーの「NEX-5N」に明るい単焦点レンズ(50mmF1.8)をつけて猫を撮る話をしたけど、その続き。
新しいレンズを持って「谷根千」まで猫と戯れに行ってきたのだ。谷根千は「谷中・根津・千駄木」の頭文字を合わせた言葉で、つまりまあ、あのへん一帯をそう呼ぶらしい。
実は2010年末あたりに訪れて、この連載でも2回にわたって取り上げたのだが(第182、183回)、再訪である。
でもまあ、いそうでいないのが猫たるゆえんで、あれはなんだろねえ。猫がいないわけじゃなくて、いるけど姿が見えないのだ。お昼頃だったので、きっと目に付かないところでくつろいでたんでしょう。
と思ったら、真っ白な猫がしゅっと横切っていったのである。
そのまま民家に入っちゃったのだが諦めきれず。ポケットの猫おやつの袋をかさかさと鳴らすと、門の下の隙間から近づいてきてくれたのだ。
すかさずNEX-5Nの液晶モニターを開き、地面スレスレの位置で目にピントを合わせて撮影。
青い目をした真っ白な子でした。
こういう猫目線で這いつくばった感がある写真を撮れるのってやっぱ楽しいわ。
続いて、猫といえば「夕焼けだんだん」。まあ、ここで猫に出会えなかったら諦めて帰ってふて寝するしかあるまい。
訪ねてみると、目つきが鋭いやさぐれた風の猫が1匹。
最近現われた(つまりは、捨てられたってことだろう。捨てないでください)猫らしく、去勢の印、耳カットがない。
まあ、そんな猫は珍しくも何ともないのだが、こういう猫が花壇ごしにいるとなると話は別(冒頭写真)。
カラフルな花壇にやさぐれ猫ってカップリングが楽しくて撮らせていただきました。手前に赤い大きな花をぼかして入れて。
ついでにペロリとした写真も。
ペロリなんて可愛い擬音より「舌なめずり」といった方が似合いそうな風貌ではありますが。

この連載の記事
-
第925回
デジカメ
自分の中の「エモさ」を覚醒させる富士フイルム「X half」でエモい猫写真を追求する -
第923回
デジカメ
シャオミ「Xiaomi 15 Ultra」のテレマクロは猫のアップを撮るのにちょうどいい -
第923回
デジカメ
OPPOの薄型折りたたみスマホ「OPPO Find N5」が意外にも猫撮影に便利だった -
第922回
デジカメ
スマホから一眼まで、春のカメラ新製品で撮影した神社仏閣猫たちをお蔵出し! -
第921回
デジカメ
キヤノンの「EOS R50 V」はカジュアルな猫撮りミラーレス一眼だった! -
第920回
デジカメ
キヤノンの動画重視カメラ「EOS R50 V」で猫を4K動画で撮影して写真を切り出してみた -
第919回
デジカメ
透けて光るスマホ「Nothing Phone (3a)」で猫が楽しく撮れる -
第918回
デジカメ
富士フイルムのレンズ一体型カメラ「GFX100RF」は小型なので猫を撮るのに最適 -
第917回
デジカメ
ニコン「Z5II」は性能もお値段もちょうどいい、駐車場猫を撮るのに最適なカメラだった -
第916回
デジカメ
小型コンデジ「Powershot V1」で超広角猫撮影を楽しむ -
第915回
デジカメ
「Xiaomi 15 Ultra」は猫撮影でも最強スマホカメラかもしれない - この連載の一覧へ