前回に引き続き、谷中で猫撮影。カワセミ(水辺にいる青くてきれいな鳥。フォトジェニックなので野鳥好きに大人気)を見つけるには「望遠レンズを水辺に向かって構えている人を探すのが簡単」という格言があるけれども(というか、今思いついた)、猫も同じ。
道ばたにじっとしている猫には気づかなくても、立ち止まって猫に手を出してる人ならとても目立つ。
かくして、猫を見つけて写真を撮ったり撫でたりしていると、いつの間にか様々な通りすがりの猫が入れ替わり立ち替わり現われるのだ。
中でも人なつこかったのがこいつ。まだ若くて人を疑うことを知らない風で、指を出すだけで無防備に近づいてきてくんくん。
左手で猫を誘いつつ、右手でカメラを持って撮影だ。こうするとズームリングを回せないので、もう広角側固定で、手ブレ補正機構さんよろしくって気持ちでシャッターを押す。
人なつっこく見えても、触られるのはいやがる猫は多いのだが(そこまで人間を信用してません、って言われているようで頼もしい)、この猫は触られるのが好きらしい。
そして、こんな光景も見た。
猫はこうして下から耳の裏を掻かれるのが好きであり、それを知ってる彼女もかなりの猫好きに違いあるまい。その様子があまりにほほえましいので、フェンスの上に手を伸ばして無理矢理真下を撮影。
こういう無理筋のアングルで撮るとき、ソニーのNEX-5は便利。猫撮影時のサブカメラに欠かせない。
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