Androidスマホってどれを買えばいいんだろう
Q9 Androidスマホの選び方のポイントは?
A9 「ディスプレー」「CPUなどのスペック」「バッテリー駆動時間」「国内ユーザー向け機能」の4点をチェック。
まず、Androidスマホを選択する上で一番重要になるのがディスプレー。画面サイズは本体の大きさも決めることになるので、特に重要だ。販売店などでいろいろな端末を使って、自分に手に合ったモノを選びたい。また画面解像度が高いと、テキストや動画をより快適に扱えるようになる。
CPUの性能も重要。すでに主流はデュアルコアに移っているので、処理速度に大きな不満を感じる機会は少なくなってきているが、高速なCPUであればアプリをキビキビ動かせる。
従来型のケータイから、スマートフォンに移行したユーザーが驚くのがバッテリーの持ちの悪さ。バッテリー容量や待受時間などをチェックしたい。どうせ持ちは悪いのだから、モバイルバッテリーなどを利用することを前提に、あまり気にしないという判断もありうる。
国内ユーザー向けの機能としては、おサイフケータイ/ワンセグ/赤外線通信/防水などがある。これらの機能が必要であれば、基本的に国内メーカー製の端末を選ぶ必要がある。
Q10 海外メーカー製、国内メーカー製どちらを選べばいい?
A10 おサイフケータイやワンセグが必要なら、基本的に国内メーカー製端末を選ぶしかない。
Q9にもあるように、日本でのみ需要が大きい、おサイフケータイ/ワンセグ/赤外線通信/防水といった機能が必要であれば、国内メーカー製端末を選ぶ必要がある。ただ、LGエレクトロニクスの「Optimus LTE」のように、海外メーカー製端末でもおサイフケータイやワンセグに対応する例もある。また、国内メーカー製端末で魅力なのはカラバリだ。ホワイト/ブラックの二択しかないことが多い海外メーカー製端末と比べて、個性的なカラーが用意されている。
一方、海外メーカー製端末のメリットは先進性。サムスン電子やHTCなどは、国内メーカーと比べて、圧倒的に大規模な販売台数と開発体制を持つため、最新スペックをいち早く搭載したり、Android端末としての基本的な作り込みの面で一歩先を行っていることが多い。また、グローバルでの人気端末は大量に販売されているぶん、ケースやバッテリーなど周辺機器の数も多く、通販ショップやeBayなどから購入して楽しむというメリットも見逃せない。
Q11 テザリングって何? Android端末でしかできない?
A11 スマートフォンをモバイルルーターのように使う機能。ドコモとイー・モバイル、auのWiMAX機能入りスマートフォンで対応している。
スマートフォンは3GやWiMAX経由でインターネットに接続できるが、このインターネット接続機能を無線LAN経由でPCやゲーム機などと共有するのがテザリング機能だ。モバイルルーターと同じことがスマートフォンでも可能になると考えていいだろう。
国内主要キャリアのスマートフォンでは、ドコモとイー・モバイルに加えて、auのWiMAX対応のスマートフォンで利用できる。iPhoneも海外ではテザリングに対応しているケースが多いが、ソフトバンク/auとも国内で販売している端末では機能をオフにしているため使えない。
特にLTEやWiMAXといった高速通信に対応したスマートフォンでは、下りで10Mbps前後の速度が出るので、自宅の固定回線代わりの利用も十分可能だ。ただし、各キャリアともデータ通信量の規制を設ける方向性になっているほか、テザリング機能を利用すると、スマートフォンのバッテリーが急速に減少するのでその点は注意が必要である。