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現行iMacでどこまで3Dゲームが動作するのか!?

Parallels Desktop 7で快適Windowsゲームプレー!

2012年04月02日 13時00分更新

文● 田下 光、MacPeople編集部

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ROUND 1:比較的描写負荷が低い定番格闘アクションゲーム

Parallels Desktop 7 for Mac ストリートファイター Ⅳ for PC

販売:(株)カプコン
価格:7340円

http://www.capcom.co.jp/

  iMacでの動作:
   描写速度   ◎
   読込速度   ◎
   映像の美しさ ◎
   安定性    ◎

対戦格闘ゲームの描写はPCとほぼ同格のクオリティー

 今回テストするゲームの中では、マシンへの負荷が最も軽い「ストリートファイター Ⅳ」。対戦格闘ゲームの描写精度は、FPS(ファーストパーソン・シューティング・ゲーム)のような細部まで描き込まれたゲームとは異なる。一度に描写するオブジェが少ないため、軽い処理でも動作するのだ。

 とはいえ、’09年に発売されたParallels 5では、Macのビデオメモリーを256MBまでしかWindows用に割り当てられなかった。それでも、解像度1280×720ドット、キャラクターや風景の雰囲気を墨絵風や水彩画風に変更する「エクストラタッチ」を無効にするといった初期設定であれば、常時60コマ/秒で動作する。ゲーム中に処理速度が落ちないこと、キャラクターを操作したとおりに動かせることは対戦格闘ゲームを楽しむための必須条件だが、Parallels 5でも十分にゲームを再現できた。

ストリートファイター Ⅳ

「ディスプレイの解像度 1280×720」「アンチエイリアス NONE」「エクストラタッチ OFF」など、設定項目が初期状態であればビデオメモリーが256MBでも快適に遊べる。Parallels 7の場合は、ビデオメモリーに512MBを割り当てれば、画面の解像度を高めたり、特殊なエフェクトを使用したりしてもコマ落ちが発生せず滑らかに動く

 ただし、グラフィックのクオリティーを上げると話が異なる。解像度をフルHD表示(1920×1080ドット)に、またはエクストラタッチを有効にすると256MBのメモリーでは力不足となり、コマ落ちが頻繁に発生してしまう。これに対してParallels 7では、最大で1GBのビデオメモリーをWindows用に割り当てられるため、2倍の512MBに設定するだけで、フルHDの解像度でも快適にプレーできた。Parallels 7なら、iMacでWindowsの定番ゲームもWindowsマシンとまったく同じように楽しめるのだ。

【Conclusion】
 フルHD表示でも処理速度が落ちないのは「スゴイ!」のひと言。本ゲームは家庭用ゲーム機向けにも発売されているが、フルHD対応と「エクストラタッチ」はパソコン版にしかない要素だ。せっかくなので両方を有効にしたいところだろう。ただし、フルスクリーン表示でプレーする場合、512MBのビデオメモリーでは両方を設定すると動作が鈍くなることもあるため余裕を持って、ビデオメモリーを1GBに設定したい。


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(次ページに続く)

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