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パラレルス サミット2012ジャパン

パラレルスは“コンビニモデル”で成功を目指す!

2012年06月07日 06時00分更新

文● 渡邊利和

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6月5日、仮想化ソフトウェアベンダーであるパラレルスは“パラレルス サミット2012ジャパン”を東京都内で開催した。基調講演には同社の代表取締役の富田 直美氏が登壇し、中小企業向けのクラウドビジネスの可能性の大きさをアピールした。

コンビニモデルの強みとは?

 基調講演に登壇した富田氏は、同社のビジネスモデルをコンビニエンスストアと専門商店の比較にたとえて説明した。コンビニエンスストアは、従来の店舗が営業していない深夜/早朝という時間帯でも買い物ができるという利便性を提供したが、一方で商品に関する専門知識などに関しては酒屋などの専門商店には及ばず、スーパーマーケットなどと比べると価格も割高なことが多いが、それでも現状で成功したビジネスモデルとなっている。その理由について同氏は、“大きな本社が小さなフランチャイズを支える”という構図にあるとする。

パラレルス代表取締役 富田 直美氏

 コンビニエンスストアの各店舗は地元の個人商店と同様の経営規模だったりすることが多いが、一方でチェーンの本社は全国規模でビジネスを展開し、各店舗の支援を業務としている。このため、各店舗は本社が用意した強力なITインフラを利用でき、高度な情報に基づく事業展開ができるわけで、この点は単独でシステムを構築することが難しい個人経営の専門商店などに対する強みとなるわけだ。

コンビニエンスストアの事業構造

パラレルスはコンビニ本部の役割を担う

 パラレルスの事業の中心は中小企業向けにサービスを展開するネットワークサービス/ホスティング事業者だが、その先には中小企業がユーザーとして存在し、構図としてはコンビニのモデルと同様だ、というのが同氏の説明だ。そして、業界でも先進的な同社の製品群による効率化/自動化機能を活用することで、中小企業向けにサービスを提供する事業者が他に比べて優位なビジネスが展開できる、という。

 また、同氏は日本国内の中小企業向けクラウドサービスの可能性の大きさについても“ゴールドラッシュ”という言葉を使って強調した。中小企業向けのITサービス市場は、多様なニーズに細かく対応する必要があるため、大手が参入しにくい市場となっており、中小企業向けにサービスを展開する事業者にとっては大きなチャンスということになる。

パラレルスの現状

クラウドサービス市場の可能性

 そこで同社が新たに発表したのがSaaSのオープン規格を普及促進する「APSフォーラムJapan」の設立だ。APSは“Application Packaging Standard”(アプリケーション・パッケージング・スタンダード)の意味で、クラウドベースのアプリケーション/サービスのプロビジョニング、管理、統合を自動化するための仕様だ。オープンで標準化されたアプリケーションの品揃えが充実することで、中小企業向けにビジネスを展開するサービス事業者の事業展開も有利に働くわけだ。

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