GIGABYTEは、インテルの新チップセット「Intel Z77 Express」(以下、Z77)搭載マザーボードの記者説明会を都内で開催した。最新モデルがずらりと披露されたので、その様子をお伝えしよう。
「GIGABYTE 7シリーズ」のポイントは3つ
今回の国内メディア向け説明会は、言うまでもなく近日発売予定とされている第3世代Core iシリーズ対応の新チップセット「Z77」を搭載した製品についてのもの。会場内には8モデルの新製品が展示されていたほか、新機能についての解説も行われた。
まず最初に「GIGABYTE 7シリーズ」の特徴として以下の3点が挙げられる。
1、Dual UEFI(3D BIOS)
2、デジタルPWM
3、Ultra Durable 4/Classic
いずれも上位モデルの「X79」から採用されているため新鮮味には欠けるが、同社の「Z68」マザーボードシリーズと比較した場合には格段の変化ということになる。
2オンス銅箔層を追加した「Ultra Durable 4」
今回の「GIGABYTE 7シリーズ」において目玉の一つとされるのがGIGABYTEが提唱する最新の品質基準「Ultra Durable 4」だ。もともとあった品質基準「Ultra Durable 4 Classic」は防湿、防静電、防電断、防熱の4つを兼ね備えたものだが、さらに上位モデルではオーバークロック時に安定動作と高耐性を実現するという「2オンス銅箔層」を採用する。なお、下位モデルでは引き続き「Ultra Durable 4 Classic」が採用されている。
GPU仮想化技術やmSATAコネクターもオンボード
“次世代CPU”とRadeon HD 6870を使った「ストリートファイターIV」のベンチマークセッション。左が「Lucid Virtu MVP」がONのPC。約2倍のスコア向上のうえ、消費電力もOFF時より20Wほど低いという結果に
上位モデルに採用される機能として「Lucid Virtu」の拡張版となるGPU仮想化技術「Lucid Virtu MVP」がある。会場内では「ストリートファイターIV」のベンチマークを行ないながら「Lucid Virtu MVP」のデモンストレーションを実施。大幅に性能が向上しつつも消費電力が低いという結果を紹介していた。
そのほか、上位モデルを中心に、mSATAコネクターが標準装備される。
Z68世代から続くmSATAスロットは今回も搭載。「Intel Smart Response Technology」をはじめ、クラウドでデータを自動共有するIntel Smart Connect Technology、長時間のスリープからでも瞬時に復帰するIntel Rapid Start Technologyなどもサポートされる
会場内にあった8モデルをチェック
さて、会場内には国内販売が決まっている8モデルの製品が展示されていた。お馴染みゲーマー向けの「G1.Sniper」やビジネス向けの「B75」搭載モデルなど、上位から下位までラインナップされていた。以下、写真で簡単な特徴を紹介しておこう。
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