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モバイルWiMAX 月額3590円、3Gデータ通信 月額2770円。モモ仕様ルーターもあるよ!

WiMAX/3G SIMを格安で使える神仕様 So-netモバイルを狙え

2012年03月01日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 写真●篠原孝志(パシャ)

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ドコモ回線を月額2770円で使う冴えた方法

 2011年で一気に浸透したスマホ。これまで携帯電話は1人1台が当たり前だったが、最近はビジネスマンの場合だと、バッテリー消費を鑑みて2台持ちがデフォルトだったり、仕事用とプライベート用で端末を使い分けるというユーザーも多い。また通話にはフィーチャーフォン、データ通信用にスマホというスタイルも定番化しつつある。

 当然、2台分のコストがかかるので、なるべく安くしたいという人も多いハズ。そんなときにオススメなのが「So-net モバイル 3G」。月額2770円+ユニバーサルサービス料5円でNTTドコモ網を利用できてしまうのだ。

 「So-net モバイル 3G」は下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsで、SIM単体での契約も可能なので、利用中の端末にそのままセットできるのが強み。検証済みの対応端末は限られているが、検証外でも動く端末はあるので、事前にショップで確認してから検討するといい。

 また日本HP製モバイルルーター「MF-30」の購入も可能で、最大5台まで同時接続可能なモバイルルーターとして運用したいという場合もOK。ただし、通信速度は下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbpsになる。

日本HP製「MF-30」。バッテリー駆動時間は4時間と短めだが、バッテリーが尽きたらスマホにSIMカードを挿すという運用も可能だ

SIMカードは背面パネルを開けて、バッテリーを取り外すと顔を出す

 また、データ通信のみなので電話やSMSの利用はできないが、スマホであればSkypeやLINEといったサービスで置き換えることができるため、あまり不便を感じることはないだろうし、フィーチャーフォンとの2台持ちであれば、通話の心配はいらないハズ(だって、通話とネット利用を分けるために2台持ってるんだからネ)。

 ルーターと一緒に購入する場合は、ノートPCやスマホ、タブレット、携帯ゲーム機などの通信機能を同時にサポートできるし、SIMカード単体申し込みの場合は、手持ちの端末のSIMスロットに挿入して利用することになる。

 SIM単体での申し込みの場合、通信速度は下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsと実に高速だが、もちろん端末によってはその限りではない。用途としては、状況に応じてタブレットやスマホにSIMカードを差し替えて使うスタイルが主になるだろう。

Xperia rayとPS Vitaで使い分けてみる

 今回はSo-netサイト上で正式対応を謳う端末のなかから、筆者が所持するXperia rayとPS Vitaで差し替えて遊んでみることにした。

 フィーチャーフォンはすでに持っていて、スマホに興味があるという場合は、中古販売も盛んなのでスマホ自体は中古でゲットし、「So-net モバイル 3G」でSIMカードを入手というのがいいだろう。端末側の2年縛りがなく平和なものだ。

 対応機種は上記の通り、So-netサイト上で確認可能だが、現時点では数は少なめだが、3月1日にSIMフリー版iPhone 3GSなど最大12機種が追加予定とのことなので、その発表を待ってからプランを検討するのもいいだろう。

 設定に特別難しいことはなく、手順を覚えてしまえばウェブサービスへのログインと同じレベル。まずは「So-net モバイル 3G」を利用したい機器からSIMカードを取り出そう。その代わりに「So-net モバイル 3G」のSIMカードを挿入。電源を入れると、初期設定を促される端末もあるだろうがスルーしてOK。

 あとは以下の写真の手順に沿って設定をしていくだけでいい。必要となるのは、APNとユーザーID、パスワード。APNはst.so-net.ne.jpと入力しよう。ユーザーIDとパスワードは契約時の書類を確認してほしい。

Xperia rayでの「So-net モバイル 3G」SIMカード利用手順

1.Xperia rayとPS VitaでSIMカードを共有することもできる

2.まずはXperia rayから。裏蓋を開けて、SIMカードをセット!

3.ホーム画面かアプリ一覧から「設定」を開き、「無線とネットワーク」をタップ

4.画面下段にある「モバイルネットワーク」を選択

5.さらに「アクセスポイント名」をタップ

6.APNの画面が表示されたらメニューキーを押し、メニューから「APN追加」をタップ

7.アクセスポイントの編集で入力するのは、名前とAPN、ユーザー名、パスワードの4ヵ所。あとは未記入で構わない。APNはst.so-net.ne.jpを入力し、ユーザー名とパスワードは契約時の書類を確認してほしい。入力が終わったらバックキーを押そう。なお端末によっては認証方式「CHAP」を選択する必要がある

8.APN画面に戻ると、先に登録したAPNが追加されている。写真の場合では「So-net」がそれに該当。チェックを入れると設定が変更され、設定が正しければ3Gデータ通信が開始される

9.「So-net モバイル 3G」の通信速度が気になったので、SPEEDTEST.NETでチェックしたみた。ドコモSIMカードと遜色ない速度が出る。ちなみに写真だと遅めだが、筆者宅周辺自体がこんな有様だったりする……

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