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無線LAN対応でスマホ連携がすごい! スマートVIERA&DIGA

2012年02月15日 17時29分更新

文● ASCII.jp編集部

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録画モードが21種類から選べるDIGA

 一方、スマートDIGAは無線アクセスポイント機能を内蔵することで、無線LANルーターのない環境でも(無線LAN対応の)DIGAやVIERAとの接続が可能。加えて、対応機器同士が直接無線LANで通信する「Wi-Fi Direct」にも対応している。

「DMR-BZT920」の上に「Qi」対応スマートフォンを置くだけで充電が可能に

「DMR-BZT920」の上に「Qi」対応スマートフォンを置くだけで充電が可能に

 最上位機種の「DMR-BZT920」については無接点充電規格の「Qi」(チー)に対応しており、Qi対応スマートフォンやバッテリー&充電器などを天板に置くだけで充電が可能。

 1回に充電できる機器は1機種のみだが、例えば2つの機器を一緒に置いた場合は片方の充電が終わった段階でもう片方の機器への充電が始まる。さらにスマホを置いた際に、写真などのデータを無線LANで自動的にスマートDIGAに送信するアプリを開発中とのことだ。

長時間録画モードの表記が変更になった。なお、録画モードを呼び出す場合、まずは登録済みの3つのみが表示される

長時間録画モードの表記が変更になった。なお、録画モードを呼び出す場合、まずは登録済みの3つのみが表示される

もちろん、別の録画モードで録画したい、という場合は設定を変更できる。16~1.6Mbpsの範囲で21段階から選択可能だ

もちろん、別の録画モードで録画したい、という場合は設定を変更できる。16~1.6Mbpsの範囲で21段階から選択可能だ

 スマートDIGAの全体的な機能については、まず長時間録画モード表記が従来の「HG」「HX」などから「1.5倍録」「2倍録」に変更となった。最大15倍相当というのは従来と同じだが、選べるモードが従来の6段階から21段階に大幅アップ。より細かい画質の指定が可能となった。

「旧作モード」は古いアニメ作品などのくし状ノイズ(コーミングノイズ)の低減にも効果がある

「旧作モード」は古いアニメ作品などのくし状ノイズ(コーミングノイズ)の低減にも効果がある

 画質については古い世代に撮られた映画やドラマのノイズを低減する「旧作モード」や、映像のシャープさを調整できる機能を新たに搭載する。

 このほか、動画(MP4)や静止画(JPEG)のデータを、遠距離(LAN外)のスマートDIGAにネットワーク経由で直接送信する機能も搭載。動画をMP4に変換する機能も搭載しており、ビデオカメラなどで撮影した映像を遠くの親戚などに送る、といった使い方ができる。

地デジの視聴率を上げる起爆剤!? 「もっとTV」

「もっとTV」の局別番組一覧(左)とポータル画面(右)。ポータル画面の中央最上部に空白が……

もっとTV再生中のリモコン操作

もっとTV再生中のリモコン操作

 スマートVIERAとスマートDIGAのもう1つの大きな特徴が「もっとTV」というVODサービスにいち早く対応した点だ。

 もっとTVは民放5局と電通が共同で4月2日に立ち上げるVODサービスで、現在放送中の連続ドラマの過去のエピソードなどを有料で視聴できる。

 各局ごとの番組表示が可能なほか、スマートVIERA、スマートDIGAでは全局を横断しての検索機能も搭載。リモコンには「もっとTV」ボタンを搭載しており、すぐにもっとTVのポータル画面を呼び出せるようになっている。

 もっとTVは他社のレコーダーなどにも搭載されてくると思われるが、果たして流行るのか、そして、若者のテレビ離れが叫ばれる現在において、もっとTVで過去のエピソードを見たユーザーが最新のエピソードを見るためにテレビを見てくれるようになるのか、注目したいところである。

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