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この冬はPCで「バトルフィールド 3」を堪能しよう! 第2回

「バトルフィールド 3」用PCに必要なパーツと知識とは?

2011年12月28日 15時00分更新

文● 伊藤 真広

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ゲームの描画にもっとも影響するビデオカード

 ゲームをプレイする際に重要となるのがビデオカード選び。ここは推奨スペック以上のものを選んでおくべきだ。そうしないと、せっかく組んだPCで「バトルフィールド 3」を始めても、動きがカクカクでエフェクトなどを切らないと遊べないという、コンシューマーゲーム機以下の寂しい結果になってしまう。
 ビデオカードにはGeForeとRadeonの2種類があるが、どちらを選んでもゲームは問題なく動く。推奨環境のGeForce 560搭載ビデオカードは2万円前後で購入できるが、あと2000円ほどプラスするだけで上位モデルのGeForce 560 Ti搭載カードが買えるので、ゲームに特化したPCにするなら後者を強くオススメしたい。

パッケージにバトルフィールド 3を採用したLeadtek「WinFast GTX560 Ti Hurricane ≪Battle Field 3 Special Box≫」。実売価格は2万980円前後

 なかには「バトルフィールド 3」のダウンロードチケットを同梱したモデルも発売されているので、それを購入すればソフト購入代6000円前後を圧縮できる。

「バトルフィールド 3」のダウンロードチケットを同梱したGIGABYTE「GV-N560UD-1GI/BF3」。実売価格は2万2200円前後

 予算に余裕がある人は、GeForce GTX 570(3万5000円前後)か、最上位のGeForce GTX580(4万5000円前後)を購入すれば、最高のPC環境でプレイできる。

GeForce GTX 580を搭載したZOTAC「GeForce GTX580 1536MB DDR5 BF3」。実売価格は4万5980円前後

PCケース

 昨今は省スペースの小型ケースが流行っているが「バトルフィールド 3」をプレイするマシンで小型なケースを購入するのはなるべく避けたい。まず、ビデオカードがケース内に収まらない可能性がある。しかも3DCGのゲームは負荷が高く、「バトルフィールド 3」は要求するスペックが高いだけあり、掛かる負荷も桁違い。そのため、CPUやチップセット、ビデオカードといった部分からの発熱量が多く、小型のケースだと十分に冷却できない恐れがあるからだ。

ビデオカードが長すぎてケースに収まらないことがあるので、ビデオカードの長さとケースの有効スペースは要チェック

小型のPCケースには拡張スロットが1つしかない製品も多い。この場合、2スロットを占有するビデオカードは収まらない

 そこで、PCケース購入する際は、ある程度の大きさを持ったミドルタワーで、エアフローが十分に考慮された製品が望ましい。その条件をクリアするひとつにAntecのゲーミングケース「ELEVEN HUNDRED」がある。

Antec製のミドルタワーPCケース「ELEVEN HUNDRED」。実売価格は1万4800円前後

 このPCケースは広い内部空間を確保し、全長300mmのビデオカードも搭載できる。しかも、9個の拡張スロットを装備するため、NVIDIA 3-WAY SLIやAMD 4-Way CrossFireXといったビデオカードの複数枚差しにも対応する。マザーボードスロット位置によるが、2スロット占有カードを4枚差しできる数少ないケースのひとつだ。
 そのうえ、電源ユニットを下段のスペースに設置するタイプなので、不必要なケーブルがぶら下がって空気の流れを阻害することもない。

通常のミドルタワーケースは7つの拡張スロットを搭載していることが多いが、この製品は9つ搭載。そのため2スロットを占有するビデオカードの4枚差しにも対応できる

2基のファンを標準装備し、あとから7基の120mmファンを増設可能だ。システム構成に応じて十分な冷却性能に調整できるのもポイント

 ビデオカードの複数枚差しはしないという人には、Antecの静音PCケース「P280」がオススメだ。プレイの集中力を欠く原因となる高い唸り声を上げるファンの音を、気密性の高いボディがシャットアウトしてくれる。

Antecの静音ミドルタワーケース「P280」。実売価格は1万5800円前後

ポリカーボネートを張り合わせた2層遮音パネルを両サイドに装備。さらにフロントドア内側には、上の写真のように音を吸収するスポンジが装着されている

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