Android三強 vs Windows7
国産タブレットガチンコ勝負! 最強はどれだ!?
2011年12月14日 12時00分更新
電子書籍に最適化された
GALAPAGOS EB-A71GJ-B
発売当初、商品名が大いに話題になった「GALAPAGOS」だが、新モデルの「EB-A71GJ-B」は、かなり意欲的なAndroid端末といえる。電子書籍サービスを前提に、持ち運びやすさと読みやすさを優先した7型ディスプレーを採用し、WiMAXを内蔵した。
スペックはCPUにNVIDIA Tegra 2、メモリー1GB、内蔵ストレージが8GB。OSはAndroid 3.2と、Androidタブレットの正常進化だ。サイズは、幅195×奥行き11.9(最薄部)×高さ122mm、重量が396g。背面はアーチを描いており、片手・両手問わず、ホールドしやすい。また片手持ち時の要になる背面はマット処理されているため、滑りにくく持ちやすい。また両手持ち用に(?)、指を引っかける出っ張りが用意されているなど、持ちやすさへの配慮が光る。
このほか、500万画素のアウトカメラ、microHDMI出力といったお約束の装備だけでなく、テザリングにも対応しているため、モバイルルーターとしての運用も可能だ。バッテリー駆動時間はカタログスペックで7.5時間だが、WiMAXオン時には、約5時間程度の駆動と見ておくといいだろう。なお、Wi-Fiオンリーの「AO1SH」はイーモバイルがPocket Wi-Fiとのセットで発売している限定モデル。EB-A71GJ-Bとスペックは同じで、違いは背面カラーがシルバーというくらい。
電子書籍リーダーとしての機能は、国内で先行して電子書籍を展開するだけあり豊富。「GALAPAGOS STORE」と名称を変えてからも、書籍・コミック・雑誌・新聞を意欲的に配信している。何気に定期購読サービスがあり、自動配信なのがうれしい。12月9日には動画・音楽の配信も発表しており、エンタメ機としてAV環境のコアにもっていく狙いがあるようだ。
加えて、明鏡国語辞典MXやジーニアス英和辞典MX、ジーニアス和英辞典MXの辞書も備えているので、読書に最適といってもいい。すでに紹介したソニーや東芝と同じく、同社のAQUOS製品との連携機能も備えている。AQUOSやAQUOSブルーレイを、GALAPAGOS上から操作できるリモコン機能「AQUOS Remote」、HDMIケーブルでAQUOSと接続すれば、内蔵の「NDIVIA TEGRA ZONE」でのゲームをAQUOSの大画面でプレイ可能など、家電とのリンクも見逃せないだろう。
ホーム画面は、Android 3.2標準のものと、GALAPAGOS App for Tabletのふたつが用意されている。後者は電子書籍端末的なもので、本棚のようなビジュアルだ。どちらをメインにするかはユーザー次第だが、Android端末としても利用するのであれば、通常のホーム画面でいいだろう。GALAPAGOS App for Tabletのウィジェットもあるため、電子ブックリーダーとしての快適性は削がれない。
主な仕様 | ||
---|---|---|
製品名 | シャープ「GALAPAGOS」 | |
型番 | EB-A71GJ-B | |
CPU | NVIDIA Tegra 2(1GHz) | |
ストレージ | 6GB | |
ディスプレー(解像度) | 7型(1024×600ドット )×2 | |
フロントカメラ | 200万画素 | |
リアカメラ | 500万画素 | |
センサー | GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、方位センサー、照度センサー | |
ネットワーク機能 | 3G、無線LAN(IEEE 802.11b/g)、Bluetooth 2.1+EDR | |
カードスロット | microSDカード | |
サイズ | 195×12.6×122mm | |
重量 | 約396g | |
バッテリー駆動時間 | 静止画表示時:約7.5時間 | |
OS | Android 3.2 |
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