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国内外のタブレット大集合! ベストバイ決定戦! 第1回

Android三強 vs Windows7

国産タブレットガチンコ勝負! 最強はどれだ!?

2011年12月14日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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NECが放つWindows7搭載タブレット
LavieTouch LT550/FS

 OSにAndroidではなく、Windows 7搭載したNEC製「LaVie Touch」。NECパーソナル商品総合情報サイトの121ware.comではノートPCにカテゴライズされている。DVDスーパーマルチドライブ搭載のマルチステーション、ワイヤレスキーボードとマウスを標準セットにしており、付属品フル活用時のビジュアルは実際ノートPCに近い。

 まずはスペックを見てみよう。CPUはIntel Atom Z670(1.5GHz)、チップセットはSM35 Express、メモリーが2GB(PC2-6400)、グラフィックはGMA600、SSD64GBという構成。OSにはWindows 7 Home Premium。いわゆるネットブックのスペックだ。Windows用アプリケーションをそのまま利用できるため、ビジネス面での活用が多そうだ。家庭内でのエンタメを考えてみると、ゲームをするにはスペック的に追いつかないので、ブラウジングや動画再生といった用途が浮かぶ。立ち位置としては、持ち運びが楽になったネットブックといったところだろうか。

 本体サイズは、263×15.8×183mm、重量は729g。バッテリー駆動時間は約10.6時間。自宅・オフィス内での持ち運び用とするならば十分な軽さだが、常時携帯するとなると最近のタブレット端末の中では重い部類に入る。バッテリー駆動時間が長いため、ちょっとの外出ならばACアダプターを必要としないので、あまり重さを気にしなくてもいいかもしれない。

正面。Webカメラ、マイク、画面回転ボタンがある

背面はとくになし。バッテリーにはカバー開閉でアクセスが可能

左側面。ヘッドフォンジャック、マイク入力、USB2.0×2、SDカードスロット、HDMIコネクタ、盗難防止用ロック

右側面。電源スイッチ、ログオンボタン、ワイヤレススイッチが用意されている

LaVie Touch専用アプリを搭載している。フリック入力できるキーボードやランチャーが画面右に用意されている。親指だけでアクセスできるため、けっこう便利

Windowsエクスペリエンスインデックススコアは、2.0。詳しくは写真参考のこと。ネットブックと同等のスコアだ

 ディスプレーは10.1型。タブレット端末では珍しいノングレアタイプを採用している。解像度は1280×800ドットを基準とし、1024×768ドット、800×600ドットが選べる。スペックからすると、表示速度優先でとりあえず確認するという場合に、800×600ドットに変更できるのはうれしいところだ。

 本体インターフェースには、WebカメラやSDカードスロット、HDMIコネクターなどといったお約束のものに加えて、盗難防止用ロック、ログオンボタン、ワイヤレススイッチ、画面回転ボタンを備えている。この点はAndroidタブレットよりも充実しており、操作性がとても良かった。

 また、このタブレットの特徴のひとつであるマルチステーションを見てみよう。LaVie Touch本体の充電だけでなく、USB2.0端子×2、DVDスーパーマルチドライブを搭載。見た目としてはノートPCに近くなり、付属のワイヤレスキーボードとマウスでの操作を前提にしている。マルチステーション側にもDCコネクターがあるため、充電時のみマルチステーションに接続という使い方もできれば、寝室や個室用の動画再生機という扱いもOKだ。

マルチステーションと付属マウス・キーボードを装備してみたところ。ノートPCっぽい

マルチステーションには、DVDスーパーマルチドライブがあるため、動画再生やアプリインストールも楽

ACアダプターも接続可能で充電用スタンド的な運用もOK

左側面にはUSB2.0×2

主な仕様
製品名 NEC「LavieTouch」
型番 LT550/FS
CPU Atom Z670(1.50GHz)
ストレージ SSD 64GB
ディスプレー(解像度) 10.1型(1280×800ドット )×2
フロントカメラ 131万画素
リアカメラ ×
センサー ×
ネットワーク機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g)、Bluetooth 2.1+EDR
カードスロット SDメモリーカード
サイズ 263×183×15.8mm
重量 約729g
バッテリー駆動時間 約10.6時間
OS Windows 7 Home Premium(SP1)32bit版

■関連サイト

キングソフトの低価格タブレット「eden TAB」

 国産タブレットの番外編として紹介したいのが、キングソフトのグループ会社であるMobile In Styleからリリースされる「eden TAB」だ。今回はAndroidタブレットはOSのバージョン3.0以上を対象としたため、惜しくも漏れてしまったが、2万9800円で購入できる7型Androidタブレットとして覚えておきたい。発売日は2012年の1月を予定している。

 OSにはAndroid 2.3(4.0のバージョンアップ対応予定)を採用しているが、Androidマーケットには非対応。その代わりに独自の「Tapnow マーケット」を利用できる。

 スペックは7型(1280×800ドット)のタッチパネルディスプレー、CPUに「Samsung S5PC210 1.2GHz」(デュアルコア)を搭載。800万画素のカメラとSIMロックフリーの通信モジュールを内蔵している。ストレージは16GBを搭載。IEEE 802.11b/g/nの無線LANとBluetooth(2.1+EDR)にも対応。本体サイズは幅118.8×奥行き10.4×高さ199mmで重量は348g。バッテリー容量は3820mAhと、低価格だがかなりのスペックを誇っている。


筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター。紆余曲折あって、PCからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。現在はiPhone 4SやらAndroidやらに埋もれている。

 今回の特集で部屋がタブレットで埋もれたため、美容院で端末を触っていました、まる。


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