
ドコモのXi対応スマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」の発売日が12月17日であると、ドコモの公式サイトで公表された。これに合わせて、12月10日からは全国のドコモショップで予約を受け付ける。Xi対応スマートフォンとしては、すでに発売中の「GALAXY S II LTE」、12月15日発売の「Optimus LTE L-01D」につづく、第3弾モデルとなる。
ARROWS X LTEは、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製で、国内メーカー製スマートフォンらしく、日本のユーザー向けの機能が豊富なのが最大の特長だ。FeliCa/ワンセグ/赤外線通信に加え、防水・防塵機能に対応しながら、厚みは10mmを切る、約9.8mm。最厚部でも約9.9mmだ。
一方、ハードウェアのスペックを見ていくと、ハイエンド端末らしい豪華さ。ディスプレーは4.3型液晶で、画面解像度は720×1280ドット。カメラも裏面照射型の「Exmor R for Mobile」(約1310万画素CMOS)、インカメラも搭載し、こちらは約130万画素。CPUはTi製「OMAP4 4430」(1.2GHz動作)で、これはもちろんデュアルコアだ。
富士通独自の機能として、滑らか操作を実現する「サクサクタッチパネル」、また広辞苑を始めとする電子辞書機能を標準で搭載する。
ASCII.jp編集部で開発機を触った感覚では、ブラウザーのピンチイン/アウトでは、動作クロックで上回るCPUを搭載する「GALAXY S II LTE」「Optimus LTE L-01D」には一歩譲るものの、それ以外の操作感は良好。
それより、端末のスペックや機能に比例しない薄型ボディーが魅力的だ。また横幅が約64mmと短く、前述の2機種が約69mm/約68mmだったのと比べると、感覚的には一回り以上小さく感じる。Xiスマホは欲しいが、「大きい端末はちょっと……」という人でも選択肢に入ってくるのではないだろうか。ただし、バッテリーも1400mAhと若干小さめである。
「ARROWS X LTE F-05D」の主要スペック | |
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メーカー | 富士通 |
ディスプレー | 4.3型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約64×129×9.8mm(最厚部約9.9mm) |
重量 | 約129g |
CPU | Ti OMAP 4430 1.2GHz(デュアルコア) |
OS | Android 2.3 |
Xi | ○ |
3G最大通信速度(下り/上り) | 7.2Mbps/5.7Mbps |
カメラ画素数 | リア:約1310万画素CMOS/イン:130万画素CMOS |
バッテリー容量 | 1400mAh |
テザリング | ○ |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線 | ○ |
防水 | ○(防塵対応) |
Qi | × |
miniUIM | ○ |
連続待受時間(LTE) | 未定 |
連続通話時間 | 約370分 |
カラバリ | Magenta、Blue Black |
発売時期 | 12月17日 |
