安くて速いぞ 冬ボーナスで買うAMDオンリー自作特集 第3回

完全無音も可能!? E-450とSSDで作るMini-ITX静音PC

豊富なカラバリのMini-ITXケース
Abee「acubic CP315」

Abee「acubic CP315」。Abeeらしい美しい外観をまとったMini-ITXケース。写真はシトラスイエロー。カラーバリエーションも計8色と豊富に用意されている。実売価格は2万6000円前後

　リビングでも使える静音PC自作というコンセプトならば、外観にもこだわりたい。そこでPCケースには、AbeeのMini-ITX対応ケース「acubic C315」をチョイスした。フロントパネルにはヘアライン加工とショットブラスを組み合わせたトリプルパネルを採用、アクセススイッチもアルミの削り出し品を使うなど、同社らしい高級感のある作りとなっている。

本体前面。本体下部にはUSB 3.0ポートが2基用意されている

　幅229×奥行き249×高さ229mmとコンパクト設計ながら、ドライブベイは5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×1、2.5インチシャドウベイ×1と3種類を備える。さらに内部スペースを工夫することで、最大200mmまでの拡張カードを搭載可能とするなど、Mini-ITXケースとしては高い拡張性を備えている。

背面には排熱用のエアホールが多数配置されており、小型ケースの弱点でもある冷却性能もしっかりと確保されている

　カラーラインナップも豊富で、今回使用した「シトラスイエロー」のほかに、一般的な「シルバー」と「ブラック」、そのほかにも「パープル」「アクアブルー」「ピーチ」「オリーブグリーン」「ショコラブラウン」の計8色をラインナップする。好みのカラーをチョイスできる点も嬉しい。

高出力、高効率のACアダプターキット
Abee「AC130-AP02AA」

Abee「AC130-AP02AA」。電源変換効率は87％以上と、80PLUS GOLD認証並みの高い変換効率を実現。静音PCを目指す場合には頼りになる製品だ。実売価格は1万円前後

　狭くなりがちなMini-ITXケースの内部スペースを広く使用できるだけでなく、発熱源をひとつを減らせることから、電源ユニットにはACアダプタータイプのAbee「AC130-AP02AA」を選んでみた。

　AC130-AP02AAは、130WとACアダプターとしては高い出力と、87％以上という80PLUS GOLD認証電源並みの変換効率を実現している。省電力PCにはまさに最適の一品だ。また、DC-DCコンバーター基板があらかじめATX変換ブラケットに装着されているため、取り付けが簡単な点も大きなメリットといえる。なお、電源容量84Wの「AC84-AP03AA」も用意されているため、出力にこだわらないなら、こちらを選択するのもいいだろう。

acubic CP315への装着例。ATX変換ブラケットにより、簡単に取り付けられる