ネットスプリングが、新ファームウェア「AXIOLE Ver.1.10」とともに発表
GakuNin対応のLDAPアプライアンス「AXS102/AXS103」
2011年11月22日 06時00分更新
11月21日、ネットスプリングはLDAPベースの認証アプライアンス「AXIOLE(アクシオレ)」の新ファームウェア「AXIOLE Ver.1.10」とハードウェアの新製品2機種を発表した。
この新ファームウェアは、企業の複数拠点や大学の各キャンパスに分散配置されたAXIOLEおよび一般的なLDAPサーバーへのユーザーデータ反映を可能にする新機能「LDAPデータ反映」を搭載。学術教育研究機関向けに、異なる組織間でのシングルサインオンを実現する「学術認証フェデレーション」(学認:GakuNin)の相互認証連携システム「Shibboleth」の「IdP(Identity Provider)」機能をオプションとして提供する。
また新製品は、AXIOLE Ver.1.10に搭載の新機能への対応と最適化を行なったもの。SMBから中堅規模まで含む企業向けには、エントリーモデルとして「AXS102」を500~3000のユーザーライセンス版を提供。上位製品である標準モデル「AXS103」は、4000~2万5000ユーザーライセンスに対応し、大学などの教育機関や公共団体向けモデルとして普及導入をはかっていくという。
価格は、AXS102の500ユーザーライセンスモデルが85万円、AXS103の4000ユーザーライセンスモデルが128万円から。本体価格には1年目のライセンス費用、基本保守費用が含まれており、2年目以降も継続使用する場合は、ライセンス更新費用が必要となる。