もちろんキーボードを携帯する使い方もOK
以上タッチでも快適な文字入力が可能である点について紹介してきたが、コンパクトな無線キーボードは、カバンに入れて持ち歩いてもそれほど負担にならないはず。メールへの返信など、長文入力にも対応しておきたいというなら、一緒に持っていく手もある。
その場合は、本体側のUSBポートに無線ドングルを付けっぱなしにしておけばいいだろう。シーンに応じてタブレットスタイルと、PCスタイルを切りかえられるのが本機の魅力なので、ここは上手く使い分けたい。
慣れたPCの操作を応用、設定や操作習得の不満も最小限
最後にLaVie Touchを使った感想をいくつか。
ここは使い方によって賛否両論あるところかと思うが、Windowsが動くことによる安心感は本機を使い続ける大きな理由になると感じた。タブレットはビューイング中心だと割り切れればいいのだが、せっかくファイルを持っているのに、その内容を変更できない、出先で印刷できたらなどなど、ちょっとしたイライラを感じるケースは多々ある。
そういったストレスを感じたくないから、ノートを持ち運ぶと言う人は多いだろう。しかしノートはやはりカバンのスペースを圧迫する。このあたりのジレンマに答えてくれる可能性があるのがLaVie Touchだ。
薄型軽量であるという点は上に書いたとおりだが、バッテリー駆動時間が長く、交換式というのも大切な部分だろう。標準で約10.6時間というのはモバイルノートとして考えてもかなり優秀な数字だが、長期間使っていけば、時間は徐々に減っていく。その場合に交換できるというのは使い続けて行く上で嬉しいポイントだ。
マルチステーション内蔵のDVDドライブを含めて、パソコンとしての拡張性も十分に盛り込まれているから、アイデア次第で用途はかなり広がっていくはず。Windowsの操作に慣れているなら、悩まず使えるという点も選択のポイントとなるだろう。
AndroidやiOSといったスマートフォン系からのOS機とは性格が異なり、適する用途もそれぞれという面があるが、パソコンの機能をフルに使いたいという人、タブレットでもある程度作業を完結させたいと言う人にとっては、選択肢のひとつになる製品だ。
Atomプロセッサー搭載機でも、起動した状態のアプリケーションは中々快適な速度で動作するので、利用方法も工夫しながら活用してみると面白い。
編集部モリタのファーストインプレッション
タブレットは以前から関心がありましたが、今回使って見て印象的だったのは、やはり画面の美しさ。
一般的なTNパネルではなく、IPS液晶にすることで、斜めから眺めても色が変わらずキレイに見れた点はポイントが高いです。何人かで囲んでみるようなシチュエーションでも便利そう。タッチパネルの関係で多少の反射はありますが、光沢パネルではなく、ノングレア処理である点も気に入りました。やっぱり、こちらのほうが目が疲れにくいです。