IPSパネルなので、画面がとても美しい!
さてここでLaVie Touchに触れた最初の印象についてコメントしておきたい。フロント部分は、ほかのタブレット機と同様で、ほとんどの面積を画面が占め、その周りを黒いフレームで囲っている。画面の回転ボタン、インジケーター類、ウェブカム(とマイク穴)などごく一部を除くと表面には一切凹凸がなく、シンプルさを極限まで追求したという印象だ。
手にすると本体は非常にコンパクトで「このサイズによくまとめたな」と感じる。「AndroidタブレットやiPad2はもっと薄いよ!」と言われれば「そうですね」と答えるしかないが、LaViet Touchはこのサイズでもパソコンであるという点を忘れてほしくない。
一般的なパソコンは軽くても1kg、薄さも20mmを切るか切らないか程度である。そう考えると「開発陣はがんばったんだな」と素直に驚嘆してしまうのである。
電源を入れると、青と紫の鮮やかなデスクトップが表示される。この液晶ディスプレーの美しさには素直に驚く。写真などではこの鮮やかさがなかなか伝わらないので、少し損をしている気もする。購入を検討しているなら、ぜひ一度店頭で確認すべし。。
タッチパネルであるため若干反射はあるが、表面はいわゆる光沢パネルではなく、ノングレア処理なので比較的写り込みも少ない。タブレットは1枚の画面を複数人でのぞきこんで使う機会も多いので、このあたりは嬉しいところだろう。
内部に目を向ける。LaVie Touchは、消費電力が少ないAtomプロセッサーを採用しており、スペック的にはNetbookに近いのだが、ファンレスでSSD採用なので、使用時に騒音や振動を感じずに済む点はポイントが高い。OSもWindows 7 Starterではなく、Home Premium。機能面での不満はまずないだろう。
ちなみに長時間使っていると、本体下半分(横位置でNECロゴを下にした場合)の温度が多少上がる感じもある。ただしバッテリーのある上部はほとんど熱を持たない。バッテリー部分が上側になっているのは、マルチステーションに置いた際でもバッテリーを交換できるようにしたいという配慮ではないかと想像する。
とはいえ両手に持って使用する際には、ロゴが上になるように持てばいい話なので、大きな問題にはならないだろう。