9月7日、パラレルスは、Mac上でWindwsやLinuxなどのOSを動作させる仮想化ソフトの最新版「Parallels Desktop 7 for Mac」(ビルド14920)を発表した(関連記事)。
日本では、ダウンロード版がすでに発売中で、パッケージ版が10月7日発売予定となっている。価格は、ダウンロード版の通常版が8500円で、特別優待版が6800円、アップグレード版は5900円だ。またパッケージ版の価格は、1万1500円(特別優待版は7800円)。
Parallels Desktop 7 for Macの特徴は、Mac OS X Lionのサポートや動作速度の向上など、90件以上の新機能と改良が加えられた点にある。本稿では、その中から注目のポイントを7つ紹介しよう。また、9月16日には仮想マシンの安定性と互換性を向上させた「ビルド14922」が公開されているので、すでに導入済みのユーザーは忘れずに更新することをお勧めしたい。
パラレルス「Parallels Desktop 7 for Mac」仕様 | |
---|---|
ダウンロード版価格 | 8500円 (特別優待版6800円、アップグレード版5900円) |
パッケージ版価格 | 1万1500円 (10月7日発売予定、特別優待版7800円) |
トライアル版 | パラレルスサイトにて配布中。無償で2週間試用可能 |
対応デバイス | Core 2 Duo以上のIntelプロセッサ搭載Mac (32bit CPUのCore Solo/Duoは未対応) |
メモリー | 2GB以上 (Windows 7をゲストOSとして動作させるには4GB推奨) |
ストレージ | 700MB以上の空き容量。別途ゲストOSごとに空き容量が必要 |
対応OS(ホスト) | Mac OS X 10.5.8/10.6.7/10.7以降 |
マルチリンガル化で
最新アップデートが入手しやすくなった
前バージョンまでのParallels Desktopは、英語版と日本語版が別製品として提供されていたが、Parallels Desktop 7では単体のアプリケーションで複数言語の対応し、OS側の言語設定に合わせた言語でメニューやヘルプが表示されるようになった。従来は日本語版のリリースが英語版より若干遅れることがあったが、今後は日本のユーザーも英語圏のユーザーに遅れることなくアップデートの恩恵を受けられるのはありがたい。
