ソニーは液晶テレビ「BRAVIA」など、同社のさまざまなハードウェアで利用できるWebサービス「Life-X」の機能拡張を発表した。本日(6日)から有効となる。
まず、同社の製品購入者向け会員制サービス「My Sony Club」の会員IDである「My Sony ID」でLife-Xを利用できるようになった。
また、写真保存用のストレージ容量が従来の最大500MBから2GBまで拡大したほか、同社デジタルカメラユーザー向けコミュニティサービス「α-Cafe」とも連動し、Life-Xからα-Cafeの写真を閲覧できるようになった。
このほか、「Sony Tablet」(Sシリーズ)用のアプリを9月17日から提供する。これにより、Sony TabletでLife-Xに写真を登録したり、写真付きの電子ポストカードを送信したり、登録した写真を閲覧できるようになる。
同社はBRAVIA向けの新しいネットワークサービスも発表している。ウェブサービスの「アプリキャスト」対応サービスが4つ、動画配信サービス「ネットチャンネル」対応サービスが3つとなる。「Hulu」以外は無料で利用できる。
体重計と連動する「ウェルネスリンク」
オムロンの健康サービス「ウェルネスリンク」にも対応。FeliCaポート搭載の体重計や血圧計で測定したデータをBRAVIAのFeliCaポート内蔵リモコンで読み取り、管理できる。
テレビで測定ログが表示できるほか、全国で約4万人というウェルネスリンクユーザーとの体重や血圧の比較などが表示できる。サービス開始は10月以降で、対象となるBRAVIAはアプリキャスト、FeliCa対応の今年発売モデルとなる。
割引チケットを共同購入できる
「ポンパレ」
リクルートの割引チケット共同購入サービス「ポンパレ」に対応し、チケット情報をBRAVIAで確認できる。ただし、購入はBRAVIAでは行なえず、FeliCaまたはQRコードを携帯電話やスマートフォンで読み取り、そこから購入手続きを行なう。
サービス開始は10月以降で、対象BRAVIAは昨年発売のアプリキャスト対応モデルとなる。
ケータイやスマホに情報を転送できる
「おでかけガイド by PetaMap」
ソニーの位置情報サービス「PetaMap」に登録されている、約100万件のスポット情報をBRAVIAで参照できる。
飲食店や観光地などジャンル別で検索でき、その結果として表示された情報はFeliCaまたはQRコードで携帯電話やスマートフォンに転送できる。サービス開始は11月以降で、対象BRAVIAは昨年発売のアプリキャスト対応モデルとなる。
数百ページの分厚いカタログがテレビで
「ニッセン スマートカタログ」
ニッセンの各種カタログをBRAVIAで表示するサービス。シーズンごとに10~15冊登場するニッセンのカタログをまとめてチェックできる。
サービス開始時、注文は携帯電話やスマートフォンなどから行なうことになるが、将来的にはBRAVIA単体でも電子マネーやクレジットカードによる決済ができるように検討している。サービス開始は10月以降で、対象BRAVIAは今年発売のアプリキャスト対応モデルとなる。
オーストラリア発のスポーツ動画チャンネル
「Billabong(ビラボン)」
スポーツ関連の動画を約100本、無料で配信するサービス。サービス開始は9月7日で、対象BRAVIAは昨年発売のネットチャンネル対応モデルとなる。
芸能・社会の映像ニュースを提供
「時事通信TV」
時事通信が提供する、芸能および社会関連のニュース映像を視聴できるサービス。月50本ほど掲載される。サービス開始は9月中旬で、対象BRAVIAは昨年発売のネットチャンネル対応モデルとなる。
ハリウッドのプレミアム動画を配信
「Hulu(フールー)」
アメリカで展開されている有料動画配信サービス。定額料金でハリウッド映画や海外ドラマが見放題となる。サービス開始時期は未定だが、年内を目指すとのこと。対象BRAVIAは昨年発売のネットチャンネル対応モデルとなる。