「懐かし~」などと呟いてしまった人はかなりのマニア。そして年齢もバレてしまう。往年の8ビットコンピュータ「Commodore 64」(コモドール64)の復刻版筺体を流用した改造PC「Commodore 64型PC」がPC DIY SHOP FreeTで販売中だ。
「Commodore 64」は、1982年に発売されたCommodoreのHome Computerシリーズ最大のヒットモデル。塩田紳二氏による2004年のE3レポートもう1つのE3“E3 Old Game Console Expo”に歴史を見た――レトロマシンを大紹介」に詳しく記載されているので以下に転載させてもらう。
「Commodore 64」は、CPUに6510(クロック1.023 MHz)を採用。このチップは、6502に6bitの入出力ポートを組み込んだもので、Comodore 64では、ROMバンクの切替などに利用していた。この機能があるために、Commodere 64は、その名前のとおり64KBのRAMを実装することができた。ビデオプロセッサーは、VIC-20から使われてきた「VIC(Video Interface Chip)」の改良版である「VIC-II」(6566/6567)、サウンドチップには、「SID(Sound Interface Device)」(6581)が使われていた。
そんな「Commodore 64」だが、発売元のCommodore社は1994年に倒産。現在はCommodoreのライセンスを取得したという米国の「Commodore USA」から、復刻版の「Commodore 64」が発売となっている。なお、今回取り扱いはないものの、復刻版の製品はAtom D525+ION2のMini-ITXマザーを搭載しHDMI出力を備えるなど完全に2011年仕様となる。
今回、PC DIY SHOP FreeTでは復刻版の筺体のみを独自ルートで入手。店員M氏自ら改造を施して販売している。主なスペックはMSI製のFusion APU「AMD E-350」を搭載したMini-ITXマザーボード「E350IA-E45」、DDR3-1333 4GB(SAMSUNG製/ローハイトモデル)、500GB(2.5インチ/5400rpm)、LG製DVDマルチドライブ、Pico PSU 90W+60WのACアダプタなど。
価格は7万9800円で、納期は2日~3日としている。なお、復刻版の筺体のみの単体販売も行なっており、こちらは価格3万9800円。その他、BTOスタイルで好きなスペックでも相談を受け付けているとのこと。
