シマンテックは、開発中のセキュリティソフト・ノートン最新版「ノートン2012」のプレスプレビューを行なった。従来比でパフォーマンスを約20%向上し、インターフェースは“よりスッキリした”デザインに刷新されるという。ソフトのメイン画面は「今すぐスキャン」「ライブアップデート」「拡張(詳細設定)への移動」の3項目だけにおさえられている。インターフェースを刷新した前回が“クールビズ”とすれば、今回はさしずめ“スーパークールビズ”だ。
見た目だけではなく、機能面も強化される。ファイルのダウンロードをするとき安全かどうかを表示する「ダウンロードインサイト2.0」は、新たにファイルの安定性を表示するように変更される。クラッシュやハングをするような不安定なファイル(EXEなど)をダウンロードする際、「やや不安定」「非常に不安定」などのアラートを出すという。
IDやパスワードなどの個人情報(プロファイル)をブラウザーの代わりに保管する「ノートンIDセーフ2.0」も機能を強化する。従来はローカル/USBメモリーにしかプロファイルを保存できなかったが、今回からオンライン(クラウド)保存にも対応する。ノートンIDセーフ2.0はGoogle Chromeにも対応し、ツールバーとして使用できるようになる。
カスタムスキャン機能も改良される。従来はWindowsスケジューラーを使用していたが、今回は独自のスケジューラーを使用。スキャンを実行するタイミングと条件を細かく設定できるようになる。スキャン完了後にパソコンをスリープさせるといった設定もできるという。現在、「ノートン インターネットセキュリティ 2012」と「ノートン アンチウイルス 2012」のパブリックβ版が公式Webページから無料でダウンロードできる。興味が出た方はまずこちらから試してみては?