操作体系はガチで完成度高し!
リモコンとしてのUIには、ハードウェアのボタンがすべて用意されている。下記写真の通り、1画面にすべて押し込まれているのではなく、コア用途ごとに画面が用意されており、フリックで変更といった具合だ。
TVのみ、レコーダーのみと明確なので、この使いやすさはハードウェアリモコン以上。またボタンの反応も赤外線と同等かそれ以上で、とても快適だ。最初は遅延があるんじゃないかと思っていたが、いい意味で肩すかしを食らった。
ユニークなのが、ジェスチャー操作。再生/一時停止、停止、ワンタッチスキップ、ワンタッチリプレイ、音量アップ/ダウンがフリック操作で行なえるというもの。
RDシリーズでよく利用する操作なので、寝転がっての「ダラ見」への適性がすこぶるよく感じた。リモコン全体に言えることだが、いかにダラダラしている状態で楽に根幹部分の操作ができるのかが重要だ。その点では「RZ声優リモ」はよく考えられている。
RegzaAppsConnectのタッチリモコンから採用されているが、このジェスチャーUI自体もいずれハードウェアリモコンに採用されるんじゃないだろうかと感じさせてくれる完成度だ。
スマートフォンらしいアプローチとしては「タイムバーサーチ」がある。iOS/Androidでおなじみのスライダーを動かして、再生位置を決めるというもので、この点はハードウェアリモコンの遙か上を行く使い勝手の良さだ。
アニメファンによくある「この辺りのシーンを見たいわけで」に対応してくれるいい機能……というか、編集部でのチェック中にもっとも遊んでいた機能かもしれない。便利なんだもん。
ここまで読んだ君に特別な情報をあげよう
隠しモードとして、ボタンがないところをタップすると、特定の台詞を話してくれる。場所は秘密だが7つ用意されているので、ひと通り音声を聞き終えたら探してみるといいだろう。
また、隠し機能かはいまいち不明だが、傾きセンサーに対応しており、揺らすと「ゆっさゆっさ」といった台詞が再生されるので、インストールしたらまず楽しんでもらいたい。
筆者は残念ながら液晶テレビが他社製だったので、半日ほど編集部で遊んでいたのだが、とてもRDシリーズが欲しくなってしまった。おしゃべりが楽しいというはもちろん、リモコンとして快適な操作ができたのが理由だ。そんなわけで、9月10日までの限定配信なので、ちょっと先に当たり前になるかもしれないリモコンを体験してみてはどうだろうか?