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最新ベンチマークソフト「PCMark 7」徹底解剖 第3回

PCMark 7に見る PCの快適さが向上するパーツとは?

2011年06月27日 12時00分更新

文● 加藤勝明

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メモリーを高速化はどの程度効果があるのか
DDR3-1600→DDR3-1866

 メモリーの変更はどの程度の効果があるだろう? メモリーにデータを読み書きするスピード、つまりメモリークロックがPCMark 7のスコアに影響するかを調べてみる。ただし、ストレージ編のテストからHDDが一部ワークロードでは極めて重い足かせになっていることが判明したので、これ以降のテストはSSDベースで進める。

 さてメモリーの設定だが、冒頭で記したように、ベースになるスコアをうっかりDDR3-1600で計測してしまったため、デフォルトのDDR3-1600設定のほかに、「DDR3-1866」と「DDR3-1333」の2種類も用意。3種類の設定で各ワークロードの実行結果にどう影響するかを計測してみた。メモリー性能が向上すれば、静止画や動画系の処理、3D描画やブラウザのレンダリングあたりが高速化できそうだ。

 PCMark 7の前に、メモリークロックの設定によるメモリー帯域の差を把握しておきたい。今回は総合ベンチマークソフト「Sandra 2011」に収録されている「メモリーの帯域」テストを使ってみた(CPUは定格のまま)。

メモリー帯域の違い
DDR3-1600 DDR3-1866 DDR3-1333
20.57GB/秒 24GB/秒 17.19GB/秒

 専用のテスト項目だけあって、メモリークロック設定をBIOS上で1段階変化させるだけで、3GB/秒程度の帯域変化がみられた。もちろんこのテストはメモリー帯域専用テストであるため、現実のアプリケーションでの速度とはなかなか一致しない。問題は、はたしてこれが実際のワークロードに効くかだが……。

グラフ5 メモリー帯域の違いによるスコアの変化

 グラフ5を見ておわかりのように、メモリークロックを上げることでPCMark 7のスコアは上昇するが、最も差のあるDDR3-1866と1333の間でさえ、誤差に埋もれてしまう程度の差でしかない。

 個々のワークロードを見ると、予想通り「Video transcording」や「Graphics - DirectX9」「Image Manipulation」「Web Browsing」が伸びたが、System Storage系ワークロードのように、まったく影響のないものもある。どうやらメモリーのチューンでスコアアップを狙うのはかなり難しいようだ。

 なお、メモリー搭載量によるスコアの変化についてだが、8GB環境で空きメモリーは常に6GB強のラインをキープしていたせいもあってか、4GB(2GB×2)でも8GBでも、スコアは誤差の範囲でしか変動しなかったことを追記しておく。

PCMark 7実行中のタスクマネージャー。利用可能メモリーの量は常に6GB強をキープ。空きメモリー量も5.5GB以上だった

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