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最新ベンチマークソフト「PCMark 7」徹底解剖 第1回

PCベンチマークの新定番「PCMark 7」とは何か?

2011年06月20日 12時00分更新

文● 加藤勝明

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PCMark 7で何がわかるのか?

 スコアが出たら、ウェブブラウザー上の結果ページを下へスクロールしてみよう。ハードウェア情報の下に、PCMark 7がどんなワークロードを実行して、どんな結果が出たかが記されている。

 PCMark 7の総合スコアは、パッと見ただけでは算定基準がよくわからない数値となって表示される。一方ワークロード別の結果はfps(フレーム/秒)やMB/sec(MB/秒)など、具体的な数値で示されるので比較しやすい。

結果ページを下にスクロールさせると、ワークロード別に結果が具体的な数値で表示される。3回繰り返した際の結果はそれぞれ「iteration 1~3」で示されている

「自分と似たハード構成なのに、スコアに大きな差がついている……」。そんな時は詳細な結果を突き合わせてみよう。数値の左が自分のスコア、右が比較対象のスコア。どのワークロードで負けたのかがわかれば、スコアが伸び悩む原因に迫れるかもしれない

 最後に、今回および次回以降のテストで使ったPCの構成と、その詳細結果の抜粋を紹介しておきたい。

今回メインで使うテスト環境
Core i7-2600をベースにした自作PC。適当なパーツで組んだので、今ひとつCPUなどの持ち味が活かせてない印象。これをどう鍛え直そうか……。
CPU Core i7-2600(3.40GHz)
マザーボード MSI P67A-GD55(Intel P67 Express搭載)
メモリー DDR-1600 4GB×2
グラフィックス Radeon HD 6870
ストレージ WD15EARS(1.5TB、SATA 5400rpm)
OS Windows 7 Ultimate SP1 64bit版

お詫びと訂正:掲載当初、メモリーをDDR3-1333と記載していましたが、正しくはDDR3-1666でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2011年6月27日)

項目名 スコア
PCMark score 3000
Video playback and transcoding/
Video playback
23.08 fps
Video playback and transcoding/
Video transcoding - downscaling
5817.82 kB/s
System storage - gaming 4.1 MB/s
Graphics - DirectX 9 74.06 fps
Image manipulation 11.98 Mpx/s
System storage - importing pictures 6.12 MB/s
Web browsing and decrypting/
Web browsing
14.32 pages/s
Web browsing and decrypting/
Data decrypting
95.82 MB/s
System storage - Windows Defender 1.5 MB/s

 次回以降ではこのテストPCを基に、各ワークロードが何をしているのか、どのパーツに負担をかけ、どこを改善すればスコアが上がりそうかを探っていきたい。

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