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独自の「ワークロード・パターン」により数分で構築可能に!

日本IBM、プライベートクラウド専用機「Workload Deployer V3.0」

2011年06月15日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月14日、日本IBMはプライベートクラウド環境の構築と管理を支援する専用アプライアンス「Workload Deployer V3.0」を、6月16日に出荷開始すると発表した。

プライベートクラウド構築を支援する「Workload Deployer V3.0」

 IBMは、2009年6月より、仮想化されたアプリケーションサーバーの構成やアプリケーションの配布などを管理するアプライアンスサーバー「IBM WebSphere CloudBurst Appliance」を提供している。これに特定用途向けの環境をより迅速に構築するための機能「ワークロード・パターン」の展開と、負荷に応じて実行ミドルウェアを自動で拡張する機能を追加したのが、今回のWorkload Deployerになるという。

 同社では、ワークロード・パターンを使用して、ソフトウェアの自動導入と構成を行なうことにより、手作業で行なうと数日から数週間かかっていた構築時間を数分から数十分に短縮できるとしている。

導入後の監視や保守を専用のGUI画面で一元管理できる

 なお、ワークロード・パターンとは、同社が全世界で培ったベストプラクティスに基づき、特定用途に必要なソフトウェアや構成情報をパッケージ化したもの。アプリケーションサーバーに加え、キャッシングやディレクトリサーバーの高速化可用性向上のために必要となるミドルウェアをあらかじめ組み込み、Webアプリケーション実行基盤を構築する「Workload Deployer Pattern for Web Applications V1.0」、データベース環境を構築するための「Workload Deployer Pattern for DB2 Workgroup Server Edition V1.0」の2つが用意される。これらにより、導入後の監視や修正プログラムの適用、ログの管理を含む保守までを専用のGUI画面で一元管理できるという。

 価格は、アプライアンス製品のWorkload Deployerが886万6000円、Workload Deployer Pattern for Web Applicationsが287万5000円(100PVU)、Workload Deployer Pattern for DB2 Workgroup Server Editionが148万2000円(100PVU)となる。

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