このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第203回

北千住で路地裏猫たちに出会った話

2011年06月10日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ともあれ、やっとこさお目当てのお店にたどり着くとランチタイム。でも食べてると、近くで猫の声がする。近い。どこだ。気になる。

 食事を終えてレジのある1Fに降りると……なんとそこにおりました。びっくり。

 1Fは白熱灯のみのすごい暗い空間だったので、ISO感度をめいっぱい(ISO12800)上げて撮影。ここまで上げるとノイズがどっと増えるのだが、じっとしててはくれないので感度を上げてシャッタースピードを上げねばブレてしまうのだ。

毛繕い中。よく見るとお腹がぽってり大きいのがわかる。お店の中でいきなりしゃがみこんで猫を撮り始めて、すみませんです(2011年6月 ソニー NEX-5)

 この子、どう見ても子猫の面影を残してるのに、お腹がでかい。ぽてっとしてる。お店の人によると、このあたりに住み着いてる人なつこい野良猫で、去勢しようと獣医につれていったら、まだ1歳にもなってないのにおなかに子どもがいて断念したのだと。ああ。

 彼女はそのまま店の外に出て、ちょこんと座って待ってた。

顔はまだ子猫なのにお腹がでかいのでシルエットがマトリョーシカっぽい。元気に子どもを産んでくれるだろうか(2011年6月 ソニー NEX-5)

 こうしてみるとまだまだ子猫だねえ。こんな調子でわたしが猫を見つけるたびに立ち止まって(それどころか座り込んじゃう)は撮るから、なかなか進まない一行。しまいには呆れて置いてかれそうになりましたとさ。


■Amazon.co.jpで購入


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントは@ogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei


前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン