最大メモリ2TB、80コア対応の企業の基幹システム向けの高性能サーバー
NEC、Xeon E7搭載HAサーバー「Express5800/A1080a」
2011年06月01日 06時00分更新
5月31日、NECはXeon E7-8800/4800搭載のスケーラブルHA(High Availability)サーバーの新製品「Express5800/A1080a」の出荷を開始した。
スケーラブルHAサーバーは、大規模サーバー統合にも対応できる拡張性と信頼性を有する企業の基幹システム向けの高性能サーバー。Express5800/A1080aは、10コア内蔵のXeonを最大8個(合計80コア)搭載可能で、処理性能が従来機種から約30%向上。最大2TBものメモリを搭載可能で、データをメモリ上で処理する「オンメモリ処理」にも対応する。
信頼性向上のための機能としては、2つのメモリ(DRAMチップ)が故障しても動作を継続できる「Double Device Data Correction機能」を新たに搭載する。メモリのエラー訂正機能では訂正不可能な致命的なエラーが発生した際、OS連携してシステムダウンの可能性を低減する「MCA(マシンチェックアーキテクチャ)リカバリ機能」、HDDや電源の冗長化といった従来からの機能と組み合わせることで、システムの可用性をさらに高めることが可能だという。
ほかに、低電圧版メモリの採用と冷却用ファンの制御プログラムの改善により、待機時の消費電力を最大約30%削減している。
価格は、Xeon E7-4807×1、メモリ4GB、146GB HDD×2搭載の「Express5800/A1080a-S」が165万円から。Xeon E7-8830×8、メモリ8GB、146GB HDD×2搭載の「Express5800/A1080a-E」が943万7000円からなど。また、Xeon E7-8830×8、メモリ1TBを搭載する「Express5800/A1080a-E 大容量メモリパック」を10台限定のキャンペーン価格で提供する。