Haswell世代のXeon E3-1200v3を搭載したエントリーモデル3機種
“省電力性能世界一”をうたう「Express5800」サーバー
2013年07月05日 06時00分更新
NECは7月4日、IAサーバ「Express5800シリーズ」の1Wayエントリーモデル3機種を発売した。このうち空冷式のスリムサーバーでは、省電力性能ベンチマークで世界最高値を記録したとしている。
今回発売されたのは、1Way空冷式スリムサーバー「Express5800/GT110f-S」、1Way水冷式スリムサーバー「同/GT110f-S(水冷)」、1Wayラックサーバー「同/R110f-1E」。
3機種ともHaswell世代のインテル「Xeon E3-1200v3」プロセッサーを採用し、従来機比で約11%の性能向上。またUSB 3.0ポートを標準で搭載しており、バックアップ転送速度は従来比約3.2倍に向上したという。
また仮想化によるサーバ統合に対応するため、内蔵HDDの最大容量はGT110f-Sが7.2TB、GT110f-S(水冷)が4.8TB、R110f-1Eが9.6TBと、それぞれ拡大されている。
空冷式スリムサーバーのGT110f-Sでは、独自の冷却設計やハードウェア制御技術、80 PLUS Platinum電源などの省電力パーツを採用した結果、業界標準のサーバ向けエネルギー効率ベンチマーク「SPEC power_ssj2008」において、「6,488 overall ssj_ops/watt」の世界最高値を記録した(6月26日現在のspec.org公開記録に基づく)と発表している。
税別価格は、GT110f-Sが14万7500円から、GT110f-S(水冷)が21万円から、R110f-1Eが22万5000円から。いずれも7月26日より出荷を開始する。