「Express5800/R320c-M4(長期保守対応モデル)」など4製品
NECの無停止型サーバーに性能5割アップのXeon E5モデル
2012年11月21日 06時00分更新
11月20日、NECは、無停止型サーバー「Express5800/ftサーバ」において、処理性能を従来機比50%向上させ、メモリやHDD、ネットワーク性能を強化した仮想化基盤に最適という新製品4モデルを発表した。
Express5800/ftサーバは、CPU、メモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、ハードウェア障害によるシステム停止のリスクを低減した高可用性サーバー。今回発表されたのは、Xeon E5-2670搭載の「Express5800/R320c-M4」とXeon E5-2603搭載の「Express5800/R320c-E4」。それぞれシステムの長期間の使用ニーズに合わせた「長期保守(10年)対応モデル」も用意しており、合計4モデルとなる。
各モデルはXeon E5-2600製品ファミリーを採用するなどで、前モデル「xpress5800/R320b-M4」比較で50%の性能向上を実現するほか、メモリを最大256GB、ディスク容量を最大7.2TBまで搭載可能。さらに、10GBase-Tインターフェイスを搭載するなど、拡張性を向上させている。仮想化ソフトウェアとしては、「Windows Server 2008 R2 Hyper-V」をサポートする。
また、NEC独自の二重化制御チップ「GeminiEngine」に「NTB(Non-Transparent Bridge)」機能を搭載。これにより、万が一ハードウェアの障害が起きた場合に、ハードウェアを二重化の状態に復旧するためのメモリコピー時間を従来機比79%の縮小。障害からの復旧の際にも業務への影響を最小限に抑えることが可能という。