5月17日、マカフィーはセキュリティを考慮した短縮URLサービス「mcaf.ee」をアップデート。ページデザインへの刷新、対象サイトのWebサイトレピュテーション情報表示などの機能が追加された。
長いURLを短いURLに置き換える短縮URLサービスは、文字数制限の厳しいTwitterなどで広く使われる。しかし、短縮URLを見るだけではアクセス先がわからないため、マルウェアの配布サイトへの誘導に使われることもあった。
2010年9月に始まったmcaf.eeは、こうした攻撃に対抗するため、クラウドベースのセキュリティ技術基盤「Global Threat Intelligence」を活用し、サイトの安全性を確認した上で、短縮URLを生成する仕組みを持つ。Global Threat Intelligenceには、マルウェアの配布サイトやボットコントロールなど、既知の悪質なサイトが登録。対象サイトが危険な場合、警告ページを表示することでサイト閲覧を中止するよう警告する。
今回のアップデートではセキュリティ機能がより強化された。ページデザインが初心者でも使いやすいように刷新され、URL生成ウィンドウにはFacebookとTwitter用のボタンを配置。また、Global Threat Intelligenceの評価機能であるレピュテーションインテリジェンスとの連携を強化し、対象サイトのWebサイトレピュテーション情報やリンクのつながりを示すリンクグラフ、メールサーバー情報などを表示するレポート機能が追加された。