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すべて見せます!! 「iPad 2」を全力チェック! 第3回

「iPad 2」カメラにビデオ、“風呂蓋”Smart Coverに迫る

2011年05月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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「Smart Cover」は同時購入推奨!!

 iPad 2と同時に発表されたアクセサリー「Smart Cover」。カバーとしてiPad 2の液晶面を守るだけでなく、使用時に一部を折りたたむことでスタンドにもなるという優れものだ。まるで日本家庭に広く普及する「お風呂の蓋」そのままなので、「風呂蓋」と呼んでいる方はものすごく多いのではないだろうか。現物を触るとますます「風呂蓋」としか思えないのだが、その恩恵は実に多い。

「Smart Cover」。写真はレザー版で、価格は6980円

 Smart CoverをiPad 2に取り付けるには、磁石内蔵のアルミ削り出しパーツ部分を利用する。手順は、ホームボタンを下にした状態でiPad 2を持ち、正面から見て左側の曲面にアルミパーツ部分をくっつけるだけだ。それから、液晶面を隠すようにSmart Coverをかぶせるといい。

 アルミ削り出しパーツ部分の反対側の末端部にも磁石が内蔵されており、ちょっと触っただけではフタが外れることはない。この辺りの細かい配慮はさすがだ。

iPad 2本体との接続部分は、磁石を内蔵するアルミ削り出しパーツ

iPad 2裏面の曲面に合うよう設計されている

「Smart Cover」の取り付けとカバーによるロック/解除の動画
「Smart Cover」の磁石は強力だが、iPad 2の自重を支えられる程度にすぎない。ちょっと強い衝撃を与えるとカバーが外れてしまう

 以上が保護カバー的な扱いで、フタをページをめくるようにしてたたむと、三角形のオブジェクトになる。それを背面に回せばスタンドに……と、何度か試してみればすぐにその操作を覚えられるだろう。

 このとき、iPad 2の「設定」で「iPadカバーによるロック/ロック解除」をオンにしていると、フタするとロックされ、フタをめくるとロックが解除されるようになり、さらに使い勝手がよくなる。

凹凸があり、写真のようにたたむことができる

折りたたんだ状態でスタンドになる。写真は傾斜が緩い状態

ノートPCっぽく、傾斜をキツくすることも。この状態のときはワイヤレスキーボードとのセットで運用するといいだろう

あまりに「風呂蓋」と呼ばれていたので、お風呂の蓋の上で撮影してみた

 また三角形に折りたたんだ状態は、スタンドだけでなく、ホールドグリップ的な活躍もしてくれる。立った状態でiPad 2を操作する際、ちょうど握って持てる位置にあるので、あるとナシではまったく安定感が異なるのだ。電車の中やオフィスで立って使ってみたとき、ちょっと持ちにくいと思った人にはうれしいアクセサリーといえる。もちろん、カメラを使う際にもこれは有効。

横画面にしているときは、(持ち方にもよるが)Smart Coverは折りたたんだ状態か展開させた状態にしておくといい

縦画面にしているときは、グリップとして便利。立ちながら操作するときにオススメ

持ち歩くときは裏表のどちらを外に向けておいてもOK。Smart Coverのおかげで液晶面が傷つく心配もない

 なおSmart Coverには、材質にポリウレタンを使用した低価格版(価格3980円)と、レザーを使用した高級版(6980円)がある。撮影に使用しているのはレザー版で、大事に使ってもあっさり汚れてしまうのだが、次第になじんできて味がでてきた。

(次ページへ続く)

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