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すべて見せます!! 「iPad 2」を全力チェック! 第3回

「iPad 2」カメラにビデオ、“風呂蓋”Smart Coverに迫る

2011年05月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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バックカメラ撮影による動画は
十分にキレイで不満なし

 静止画に対して動画はかなりキレイで、パソコンのディスプレーで見ても特に不満はない。バックカメラであれば720p/最大30fpsの録画が可能ため、ちょっとした動画にしては写りのいい映像を残せる。別のレビューでも掲載したが、以下の動画でその良さは分かるだろう。

 唯一ネックとなっているのは、目の前を通り過ぎるような物体に対しては弱いところ。速度が遅いものは問題ないが、自転車のスピード程度でも厳しくなってしまう。同様に、パンする場合などカメラワークは“ゆっくり”を心がけるといい。

自転車に追従して撮影して、最後は固定したカメラの目の前を自転車が通り過ぎていくという動画。追従している分には十分キレイなのだが、目の前を通り過ぎていく物体には、ちょっと弱いことが分かる
iPad 2は縦撮りにも対応している。筆者がメタボバディを酷使してみたところを撮影したものだが、部分的に早く動くといった場合はけっこうそれなりに対応できているのが分かるはずだ。ちなみに、iPad 2上では縦撮りそのままに再生してくれるが、PCなどに取り込むと16:9での再生になってしまう。ちょっと残念

動画を撮影したら
ビデオ編集アプリ「iMovie」で編集

 iPad 2なら、動画を撮影してすぐにビデオ編集アプリ「iMovie」で動画編集に入ることができる。iPhone 4でも同アプリは提供されているが、画面が小さくて操作がしにくい。しかしiPad 2であれば画面は大きく、A5デュアルコアプロセッサーのおかげで快適な動画弄りが行なえる。ここではiPad 2で撮影したデータの編集とともに、使い勝手をチェックしてみよう。

まずは動画を選択。画面左上にサムネイルが表示されるので、動画を選びやすくなっている

文字は画面下の動画リールをダブルタップで入れることができる

画面右上の設定アイコンをタップすると、プロジェクトの設定が可能。定番のテーマも用意されている。今回は、CNN iReportを選んでみた

位置情報と連動しており、地図上のその場所にピンが立つ細かさがステキだ

起動画面に戻って出力。ここまでの作業は映像ソースの読み込み待ちもなく、スイスイっといった感じで行なえた。

掲載した動画を基に「iMovie」で作成したもの(720pで保存)。後半の動画は縦撮りしたものだが、左右にブランクが自動的に挿入されていた
iMovie
作者 Apple 価格600円
ファイル容量69.1MB カテゴリ写真
対応デバイスiPhone 4/iPod touch(第4世代)、iPad 2 対応OSiOS 4.2.6以降

(次ページへ続く)

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