ニコンから、デジタル一眼レフカメラ「D5100」が発表された。4月21日発売で、ボディのみの予想実売価格は8万円前後となる。
エントリーユーザー向けの「D5000」(関連記事)の後継機となる本機。撮像素子が従来の1230万画素から1620万画素にアップし、上位機種の「D7000」相当となった。ISO感度も従来のISO 200~3200から、ISO 100~6400までに対応。拡張でISO 25600まで設定できる。
バリアングル液晶モニターを採用するのは従来と同様だが、縦方向に開くD5000とは異なり、D5100は横方向に開く機構に変更された。
液晶パネルも従来の2.7型(約23万ドット)から3型(約92万ドット)と、大きく、より精細な表示が可能となった。
フルHD(1920×1080ドット)の動画撮影にも新たに対応。動画撮影時にAFが利用可能になり、加えて静止画/動画撮影時にも追従フォーカスが利用できるようになった。
撮影機能では、新たに「スペシャルエフェクトモード」が追加された。これはエフェクト効果を加えた写真を撮影できる機能で、撮影前にライブビューで効果を確認できる。スケッチ風の写真にする「カラースケッチ」や、暗視カメラで撮ったような写真を撮れる「ナイトビジョン」、最大3色を選択し、その色以外をモノクロにする「セレクトカラー」、風景をミニチュアのように撮影できる「ミニチュア」など、7種類の効果を選択できる。
このほか、1回のシャッターで2回連写し、その画像を合成することでダイナミックレンジを広げる「HDR」機能も新たに搭載した。
レンズキットは3種類。18-55mmレンズが付属するキットの予想実売価格は9万円前後、18-55mmと55-300mmレンズが付属するレンズキットが同12万5000円前後、18-105mレンズが付属するキットは同12万円前後となる。