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パスワード盗難に遭わないための注意喚起

マカフィー、消費者の79%が簡単なパスワードを使用

2011年03月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月17日、マカフィーは、パスワード盗難に遭わないための情報を公開した。

パスワード盗難に遭わないための情報を公開

 これによると、消費者の79%がパスワードに自分の名前や誕生日、結婚記念日など、リスクの高いパスワードを使用しているという。また、その多くが、メールやオンラインバンキング、ショッピング、ソーシャルネットワーキングサイトを含む重要なアカウントに、同じパスワードを使い回している。その他、パスワードを提供/販売しているオンラインサイトから「良い」と評価されているパスワードを選ぶ人も少なくない。

 一方、犯罪者はターゲットユーザーのパスワードを推測し、PCやアカウントへの侵入を試みる。また、一般的な単語などの情報のデータベースから繰り返しパスワードを推測できる自動化プログラムも多く存在している。

 たとえば、「arvind61」というパスワードは、弱いパスワードの典型的な事例だという。ユーザーまたはユーザーに近い人物がArvindと呼ばれており、生まれ年が1961年である可能性が非常に高いことが、容易に推測できる。賢いハッカーは、パスワードから多くの個人情報を見つけられるとしている。

 同社では、パスワード盗難に遭わないために以下のような対策を推奨している。

  • 重要なアカウントごとに、異なるパスワードを作成する
  • 自分の名前や誕生日をパスワードに使用しない
  • アルファベット、特殊文字、数字を組み合わせた8~10文字以上
  • 文字や文字列の繰り返しは避ける
  • パスワードの変更を定期的にする
  • アカウントやパスワード情報をPCに保存しない
  • 公共のPCや他人のPCを使う場合、「パスワードを記憶する」のチェックを外す
  • 他人にパスワードを教えない

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