パナソニックから登場したレッツノート CF-B10(以下、レッツノート B10)は、これまでのモバイルノートの常識を覆す、高性能モバイルノートだ。
レッツノートシリーズは、「軽い」「丈夫」「バッテリーが長持ち」の三拍子揃ったモバイルノートとして、ユーザーからの高い評価を受けているシリーズだが、今回登場したレッツノート B10は、レッツノートシリーズの中で最大となる15.6型ワイド液晶を搭載していることがウリだ。
従来のこのクラスのA4ファイルサイズノートパソコンは、重量が3kg前後あり、気軽に持ち歩ける製品ではなかった。しかし、調査をしたところ、実際にはやむなく、A4ファイルサイズノートパソコンを持ち歩いていた人が意外と多かったという。
そこで、そうしたニーズに応えるために持ち運べる大画面モバイルノートレッツノート B10は開発されたのだ。
店頭モデルよりも基本スペックが高いB10プレミアムエディション
それでは、まず、パソコンとしての基本スペックから見ていこう。
レッツノート B10は、他のレッツノートシリーズと同様に、店頭モデルと直販サイトの「マイレッツ倶楽部」限定のモデルが用意されている。
マイレッツ倶楽部限定のB10プレミアムエディションは、店頭モデルに比べてCPUや光学式ドライブなどのスペックが高く、より高いパフォーマンスを求めるパワーユーザーに最適である。
店頭モデルのレッツノート B10は、CPUとしてインテルの最新CPUであるインテル® Core™ i5-2520M vPro™ プロセッサー(2.50GHz)を搭載している。
Core i5-2520Mは、コードネームSandy Bridgeと呼ばれていた第2世代のCore iシリーズであり、従来のCore iシリーズに比べて、内蔵GPUの性能が大きく向上したほか、256ビットに拡張されたマルチメディア拡張命令セット「AVX」(Intel Advanced Vector eXtentions)をサポートするなど、さまざまな機能強化が図られている。
自動オーバークロック機能のターボ・ブースト・テクノロジーも進化し、さらに性能が向上している。
マイレッツ倶楽部限定のB10プレミアムエディションでは、CPUとしてインテル® Core™ i7-2620M vPro™ プロセッサー(2.70GHz)を搭載する。
店頭モデルに搭載されているCore i5-2520Mのクロックは2.50GHzで、ターボ・ブースト・テクノロジー利用時は最大3.20GHzまでクロックが上がるのに対し、Core i7-2620Mのクロックは2.70GHzで、ターボ・ブースト・テクノロジー利用時は最大3.40GHzまでクロックが向上する。
さらに、L3キャッシュもCore i5-2520Mの3MBから4MBに増えており、重い作業も快適だ。
メモリー容量は、店頭モデル、B10プレミアムエディションともに標準は4GBだが、最大8GBまで増設が可能だ(B10プレミアムエディションでは8GBモデルも選択可能)。
HDD容量は、店頭モデル、B10プレミアムエディションともに500GBで、十分な容量だ。
プリインストールOSは、Windows 7 Professional 64ビット版だが、HDDリカバリーによって32ビット版への変更も可能だ。
製品名 | CF-B10(店頭モデル) | CF-B10(プレミアムエディション) |
---|---|---|
販売形態 | 店頭 | 直販のみ |
CPU | Core i5-2520M vPro(2.50GHz) | Core i7-2620M vPro(2.70GHz) |
OS | Windows 7 Professional 64ビット | |
HDD | 500GB | |
メモリー | 4GB(最大8GB) | |
ディスプレー | 15.6型フルHD(1920×1080ドット) | |
光学式ドライブ | スーパーマルチドライブ | ブルーレイドライブ |
ワイヤレス ネットワーク |
IEEE802.11a/b/g/n | Bluetooth(Ver.2.1+EDR)、IEEE802.11a/b/g/n |
バッテリー 駆動時間 |
約6時間 | |
サイズ | 幅370.8×奥行き229×高さ43.2mm(最薄部31.4mm) | |
重量 | 約1.88kg | 約1.91kg |
予想実売価格 | 17万5000円前後 | マイレッツ倶楽部でチェック! |