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ドキュメント共有を視野に入れたコラボレーションシステム

シャープ子会社、会議支援クラウド「TeleOffce」を提供開始

2011年01月18日 17時00分更新

文● TECH.ASCII.jp編集部

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TeleOfficeに関して解説する、iDeepソリューションズの中根 滋代表取締役社長兼CEO

 1月17日、iDeepソリューションズ(以下iDeep)は、Silverlight 5やクラウド技術などを組み合わせて実現した、法人向けテレビ会議/コラボレーションシステム「TeleOffice」を発表した。

 iDeepは、シャープの100%子会社として2010年9月に設立された企業。パワードコムなどで社長を務めた、中根 滋氏が代表取締役社長兼CEOに就任している。


4G時代を視野に入れ、豊富なモバイル端末に対応

 発表されたTeleOffceは、タッチパネル搭載の電子ホワイトボード、パソコン、スマートフォンなどのデバイスを活用して、ドキュメント共有やテレビ会議、ブレインストームなどを実施できるクラウドサービス。

 SilverlightのDeep Zoom技術を応用し、表示した資料を画面上で自由自在に拡大・縮小したり(最大400倍)、発表者の資料やアプリケーションの画面(PowerPointやExcel、ERP、エグゼクティブ・コックピットなど)を出席者の端末上に即時配信し、共有できる機能を持つ。これにより、ペーパーミニマムで、効率のいい会議を実現できるという。

 タンバーグ、ポリコム、LifeSize、ソニーなど、テレビ会議システムのAPIもサポート。パブリッククラウド型のほか、イントラネットをVPN経由でデータセンターに接続するグループクラウド型のサービスとしても運用できる。

TeleOffice A4スーパータブレットPC

 合わせてWindows 7を搭載し、タッチパネル操作に対応した16.4型ディスプレーを持つタブレットPC「TeleOffice A4スーパータブレットPC」と、シャープ製の60V型液晶テレビにタッチパネルなどを追加した「TeleOffice スーパーボード」を開発。iPhone/iPadなどiOSデバイスのほか、GALAPAGOSなどLinux(Android)ベースの端末、Blackberryなどへの対応も進める。

 サービスはレンタル・ワンプライスの形態で提供するが、価格は非公開(個別商談)。国内だけでなく米国や欧州、アジア太平洋地域などでも販売する。

 発表会に登壇した中根氏は「企業は会議について驚くほど知らない」とコメントした。

 紙やホワイトボードなどの備品は通常販管費(期間原価)として処理されているが、ドンブリ勘定になっているのは全世界共通。また、出席者の人的コスト、時間的コストが考慮されず、話題も責任追求型の後ろ向きな内容ばかりになるなど、そのあり方についても批判した。逆に言えば、会議の効率化と生産性の向上、見えにくいコストの削減といった分野は未開拓であり、大きな市場が広がっているという主張だ。

 同時に会議の出席者は、95%の時間を発言者や同席する相手ではなく、資料を見ることに費やしていると指摘。一方で既存のテレビ会議システムはカメラで写した人物の映像を鮮明に映し出す点ばかりをアピールしているとした。

 そのうえで、TeleOfficeはこうしたドキュメントをキレイに拡大・縮小でき、大量のドキュメントを高速にプレビューするUIを備えている。遠隔地にいる参加者同士での編集も可能だ。会議終了後にはクラウドを通じて資料を参加者すべてに配布できるなど、会議を生産的にするための様々なノウハウを盛り込んでいるという。

 同システムはすでにシャープが導入済みで、2010年8月に国内16拠点に導入。現在では上海、香港、米国、ポーランドなど海外拠点への試験導入も積極的に進めているという。

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