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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第45回

小型パソコンを活用してメインマシンを快適に使う技

2010年12月21日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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メンテナンスはリモートデスクトップ操作でOK

 まず最初に、メインマシンからセカンドマシンのメンテナンスができるようにしよう。セカンドマシンのOSにProfessional以上のエディションを選べば、Windows標準のリモートデスクトップ機能が利用できる(関連記事)。

 まずはセカンドマシン側でコントロールパネルの「システム」を開き、左ペインから「リモートの設定」→「リモートデスクトップ」→「リモートデスクトップを実行しているコンピューターからの接続を許可する」にチェックする。あとはメインマシンのリモートデスクトップ機能で、セカンドマシンに接続すればいい。

リモートデスクトップ機能を有効にする

セカンドマシンのリモートデスクトップ機能を有効にする(赤枠部)

 また、メンテナンスのたびにメインマシンのスタートメニューからリモートデスクトップを起動し、パスワードなどを入力するのは手間がかかる。そこで接続設定を保存し、ダブルクリックだけで接続できるようにしておくと楽だ。

「オプション」をクリック

リモートデスクトップを起動したら、「オプション」をクリック

「資格情報を常に確認する」にチェックして接続する

「資格情報を常に確認する」にチェックして接続する

 リモートデスクトップでセカンドマシンに接続すると、リモートデスクトップ上ではセカンドマシンのスタートメニューが変わってしまい、再起動やシャットダウン操作ができない。そこで、再起動やシャットダウン用のショートカットをデスクトップに作成しておくと便利だ。

デスクトップの右クリックメニューからショートカットを作成

デスクトップの右クリックメニューからショートカットを作成。シャットダウンのコマンドは「shutdown -s -f -t 0」、再起動は「shutdown -r -f -t 0」

 なお、セカンドマシンのOSがHome Premium以下のエディションなら、フリーのリモートアクセスソフトを利用しよう。操作が簡単なのは「TeamViewer」だ。セカンドマシンでTeamViewerを起動すると、IDとパスワードが表示されるので、メインマシンで入力すれば接続できる。ちなみに、インストール後に「無人アクセス」機能の固定パスワードを設定しておくと、Windowsのログイン画面でもアクセスできるようになる。

「TeamViewer」の簡単な使い方

「TeamViewer」の簡単な使い方。まずセカンドマシン側で「使用中のID」とパスワードをチェック

先ほどのIDとパスワードを入力

次に接続したいメインマシンから、先ほどのIDとパスワードを入力

セカンドマシンに接続できた

セカンドマシンに接続できた

無人アクセスのパスワードを設定しておく

無人アクセスのパスワードを設定しておく

 リモート接続の設定が完了したら、セカンドマシンからディスプレーは外してしまってもいい。邪魔ならキーボードとマウスも外そう。LANにさえつながっていればOKだ。

どこに設置してもいい

LANケーブルだけつなげば、どこに設置してもいい。ただし放熱の障害にならない場所に!

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