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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第45回

WiMAX搭載モデルも用意

IdeaPad S10-3(1)──タイプも快適、使えるネットブック

2010年12月28日 11時00分更新

文● 二瓶朗、写真●篠原孝志(パシャ)

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「IdeaPad S10-3」は携帯性が高く、導入コストも低いレノボのネットブックである

WiMAX搭載モデルを狙いたい

 IdeaPad S10-3は、いわゆるネットブックのカテゴリーに属する製品。CPUにインテルのAtom N400番台を搭載し、Webブラウジングやメールといった基本的な作業をこなすのに必要な性能を備えつつ、機能はミニマム。価格も低く抑えている。スペックにバリエーションを加えた複数のモデルが存在するが、注目したいのは、WiMAX内蔵の「0647AVJ」だろう。

 原稿執筆時点での価格は3万円台後半で、さらに安価な店舗も見られる。モバイルでの常時接続の快適さを簡単に得られる製品となっている。なお、9月以降にもスペックを修正した機種が登場しているので、レノボのサイトや店頭で確認してほしい。

発売時期:2010年7月


10.1型ワイド液晶のベーシックなネットブック

 低価格なモバイルノートとして大きな人気を博したネットブックだが、最近ではスマートフォンやメディアタブレットといった別の選択肢も登場しており、新たな立ち位置が求められている。とはいえ、ネットブックが備える可搬性の高さやしっかりしたハードウェアキーボードによる操作を求めるユーザーも少なくない。

IdeaPadシリーズの末っ子的位置付けのネットブックが、S10-3だ

 各社がノートパソコンのラインナップに必ずネットブック製品を加えているのはそういった理由もあるのだろう。レノボ・ジャパン「IdeaPad S10-3」(以下S10-3)もそんなネットブック製品だ。まずはその製品概要を解説していこう。

 S10-3のディスプレーサイズは10.1型ワイド液晶。1024×600ドット表示はネットブックとしては標準的といえる。重量は約1.1kg(3セルバッテリー搭載時)。最厚部でも24.4mmで可搬性は高い。ネットブックということで、OSは基本機能に絞った「Windows 7 Starter」を採用する。

 CPUには超低電力とパフォーマンスの高さを両立するインテル Atom 455(1.66GHz)を採用する。それに伴って1GBのメモリにはDDR3規格メモリが内蔵されている。内蔵ストレージは250GB HDDとなっている。

 ネットワークは有線LANと無線LAN(IEEE802.11b/g/n)を搭載するモデルと、WiMAXモジュールを内蔵したモデルを用意している。また、付属するバッテリーが大容量タイプのものと、標準タイプのものも用意する。バッテリーのサイズは標準タイプが3セル、大容量タイプが6セル。3セルバッテリーの最長駆動時間は約3.8時間。6セルバッテリーの最長駆動時間は約7.6時間とされている(いずれもメーカーの公称値)。


外観はスッキリシンプル! 打ちやすい浮石型キーボード

 外観はシンプルなデザイン。今回試用したモデルの本体色はランプブラックで、天板部分にはカーボン柄に見えなくもない、光沢のあるクロス模様が施されている。

光沢のある天板を採用。小脇に抱えて持ち運んでいるうちに脂や指紋が付着して目立つ心配があるが、その場合は眼鏡ふきのようなクロスで拭うといい

 キーボードはキートップとキートップの間に隙間のある浮石(アイソレーション)タイプで、キー配列自体にも変則的なところがない。もっとも右の列にあるEnterキーがやや小さめではあるが、それほど違和感はない。ストローク(押し下げた際の深さ)は浅めながら、タッチタイプも問題なくタイピングは快適だ。

 マウス操作はタッチパッドを利用する。ThinkPadシリーズに搭載されている、トラックポイント(キーボード中央にあるスティック状のポインティングデバイス)ではない。なお、このS10-3のタッチパッドはボタンが独立したものではなく、パッドとボタンが一体化されたタイプとなる。この部分の使い勝手は後述するが、やや珍しい方式だ。

また、タッチパッドを利用したマルチタッチ操作が可能となっているのも特徴のひとつである。

キーボードはキートップとキートップが離れた浮石(アイソレーション)タイプ。変則的な配列は特にない。ピッチ、ストロークともにそれなりにあり、タッチタイプも難しくない

 筐体やキーボード周辺などには基本的にプラスティック素材が使われている。ただ、パームレスト部分はマットな感じに表面処理されていて、指紋や手の脂ヨゴレが目立ちにくいようになっている。


必要十分、最小限のインターフェース

 S10-3に搭載されているインターフェースは決して多くはないが、ネットブックとしては十分だと思われる。

 本体前面と背面には端子は搭載されず、本体の左右に各種インターフェースが搭載される。USBは左に1ポート、右に2ポートと分散されている。左右に分散させることで、例えば屋外でのネット接続には必須の通信デバイスを本体左側に、マウスなど操作に必要なデバイスを右側に、というような使い方ができる。

 なお、S10-3は「ドルビーヘッドホン」機能を搭載。一般的なヘッドフォンを本体に接続するだけで、あたかも本物のマルチチャンネルシステムの音を聞いているかのように感じる、リアルな仮想5.1サラウンド再生が可能になる。

特に何も装備されていない本体正面

背面も正面と同じく、バッテリパック以外は特に何もなくシンプル

本体左には、外部ディスプレイ端子、電源コネクタ、USB 2.0×1、無線LANスイッチ、5in1メモリカードリーダーが配置される

本体右には、ヘッドフォン、マイク端子、USB 2.0×2、Ethernet(有線LAN)ポートが装備される

写真は3セルバッテリー。本体を設置部分から浮かせる脚の役目ももつ。なお、6セルバッテリーパックも3セルバッテリーとほぼ同じ大きさで、本体からはみ出ることなくいずれもほぼ同じサイズで利用できる

「IdeaPad S10-3」のここに注目

 用途はメールとウェブだけと最小限だが、とにかく携帯性に優れたノートが欲しいと思う人にとってはいい選択肢になると思う。10.6型ワイドノートだが十分なサイズのキーボードが用意されており、文字を打つ際にもそれほどストレスを感じないだろう。

 Windowsとは別に独自OSによる天板はグロス調のブラックで、低価格機とは思えない質感があるほか、あっという間に起動するLenovo Quick Startという機能もある。

※レーダーチャートは、Windowsエクスペリエンスインデックスの結果および、競合機種の原稿執筆時点での平均スペックなどを基準に編集部で独自に作成したものです。製品の特徴をつかむためにご活用ください。

レノボ「IdeaPad S10-3」(0647AVJ)の主な仕様
CPU(クロック周波数) インテル AtomプロセッサーN455(1.66GHz)
チップセット モバイル インテルNM10 Express
メインメモリー(最大) 1GB(最大2GB)
メモリースロット(空き) 1(0)/PC3-10600 DDR3 SDRAM
HDD容量 250GB(2.5インチ、回転速度5400rpm)
光学式ドライブ ──
ビデオチップ チップセット内蔵(インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 3150)
ビデオメモリー 最大256MB(メインメモリーと共有)
ディスプレー 10.1型ワイドHD液晶(LEDバックライト、光沢)
解像度 1024×600ドット
通信機能 インテル Centrino Advanced-N + WiMAX 6250、10/100BASE-TX
インターフェース USB 2.0×3、アナログRGB出力ほか
スロット 5in1メディア・カード・リーダー
セキュリティ機能 パワーオン・パスワード、ハードディスク・パスワード、スーパーバイザー・パスワード
サイズ 幅268x奥行き168x高さ24.4(最薄部16mm)
重量 約1.1kg(最大構成)
バッテリー駆動時間 約3.8時間(標準3セルタイプ)
OS Windows 7 Starter(32bit)正規版
保証期間 1年間
価格 オープンプライス

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